
去年のことになりますが、世田谷文学館で開催された企画展「地上最大の手塚治虫展」に行ってきました。会場にあったのは手塚治虫さんが書いたマンガの原画、未発表作品の草稿ノート(「シートピア」「ワイルドワン」「イタリア奇譚」の3作。会場を出てすぐにメモしたからタイトルに間違いはないと思う)、ほぼ等身大と思われるブラック・ジャックやアトム、講談社の文庫全集が読める読書スペースなど。「地上最大」という割りには作品数が普通でしたが、クイズなんかもやっていて十分楽しめましたよ。
写真はその「地上最大の手塚治虫展」に行ったとき購入したポストカードです。この絵はかつて手塚治虫カレンダーの表紙を飾った絵のようですね。この原画ももちろん展示されていました。企画展のフロアに入って一番目か二番目に目に付く場所にあったと記憶しています。その原画を見ているときに気付いたんですが、絵の一部分が紙で覆われているんです。左下のどろろとうさぎの間のあたりだったと思います。紙の下に描かれている絵が透けて見えるようなので凝視してみると、そこにはワンサくんの姿が!・・・なぜ手塚さんはいったん描いたワンサくんを消したんでしょうか?描いたあとになって「消したほうが全体のバランスがいい」と思ったんですかね?
このポストカードにはもちろんワンサくんは写っていませんが、これを見るたび紙で覆われたワンサくんの姿を思い浮かべてしまうんです。全体のバランスのために消されたかわいそうなワンサくんの姿を(^^;