こんにちは!rational-labです!



水耕栽培って気になるけど、結局何を揃えればいいのか、そしてスーパーで買うのとどれくらい差が出るのか。市販のLED付き水耕栽培キットを前提に、価格情報と総務省の公的統計をAIに調べてもらい、年間コストを計算してみました。



【水耕栽培に必要なものは?】


家庭用の定番として挙げられることが多いiDOOの12株モデルを基準にしました。まず揃えるのは、この4つです。























必要なもの 目安価格
LED付き水耕栽培キット(iDOO 12株モデル、36W) 9,349〜19,999円
液体肥料(例: ハイポニカ A・Bセット 500ml) 1,290〜1,480円
種(レタス系・1袋) 199〜329円
電気代(iDOO・月間) 約432円/月



ポイント: iDOOは定格36W(LED23W+水循環ポンプ)。1日16時間点灯・電気代25円/kWhと仮定すると電気代は月432円、年間だと約5,184円になります。液体肥料は500倍に薄めて使うため、500mlのセットで理論上250Lの養液が作れ、家庭規模なら1年分1,290円前後で済みそうです。


【スーパーでは葉物野菜に年間いくら使ってる?】


個別の野菜の値段(レタス1玉98〜249円など)を積み上げて計算する方法も考えましたが、それだと「レタスだけ」「小松菜だけ」の比較になってしまいます。実際の家庭はレタス・ほうれんそう・はくさい・ねぎ・ブロッコリー・もやしなど、いろいろな葉物野菜をローテーションしながら買っているはず。そこで、総務省「家計調査」の「葉茎菜類計」(葉物・茎物野菜をまとめた集計)を使うことにしました。




公的データ: 総務省「家計調査」(2023〜2025年3か年平均・二人以上世帯)によると、葉茎菜類計の1世帯あたり年間支出額は23,127円(東京都区部では28,675円)。これはキャベツ・ほうれんそう・はくさい・ねぎ・レタス・ブロッコリー・もやしなどをまとめた金額です。家計調査は「購入の調査」であり外食やカット野菜は含まれないので、まさに「家で生食用に買っている葉物野菜」の金額に近いデータです。


【年間コスト、どっちが安い?】


リーフレタス系は種まきから収穫まで約30〜45日。理論上、年に6〜12回収穫できる計算になります。これを元に、1年間のコストを並べてみました。





水耕栽培キット(初年度)

初期費用9,349〜19,999円+電気代約5,184円+肥料代約1,290円+種代約250円
≒ 16,073〜26,723円



水耕栽培キット(2年目以降)

電気代約5,184円+肥料代約1,290円(種は使い切るまで追加不要)
≒ 6,474円/年



スーパー購入(葉茎菜類計・2人以上世帯平均)

約23,127円/年





▼ 計算してみてわかったこと

葉物野菜の年間購入額を「葉茎菜類計」で見ると、iDOOの初年度コスト(16,073〜26,723円)はスーパー購入額(23,127円)とほぼ同水準か、下回る計算になりました。2年目以降は電気代+肥料代の約6,474円だけで済むため、年間1万6千円以上の節約になる計算です。ただし、これは「家庭の葉物野菜消費をキットで丸ごと置き換えられた場合」の話。小型キット1台でどこまで実際の消費量をカバーできるかは栽培量次第で、現実的な節約額はもっと小さくなる可能性があります。



【この試算の前提・注意点】



  • 電気代は「1日16時間点灯・25円/kWh」という前提の計算値です。実際の契約単価や点灯時間、ポンプの稼働率で変わります

  • 肥料の実際の使用量は栽培規模・頻度で変わります。250Lという数字は希釈倍率からの理論値です

  • 栽培の手間、失敗して収穫できないリスク、水道代は含めていません

  • 「葉茎菜類計23,127円」は家庭の葉物野菜消費を100%自作に置き換えられた場合の数字です。小型キット1台の収穫量で実際にどこまで代替できるかは別問題で、現実的な節約額はこれより小さくなりやすい点に注意してください

  • これはあくまで市販キット前提の一般論です。筆者が自作している「空き缶+3Dプリントポッド」の水耕栽培(LED実測65W)は、まだ実測データを集めている段階なので、別の記事で改めて検証します



参考: 総務省統計局「家計調査」(totonoe.tech集計・ALIC「ベジ探」野菜統計要覧経由)、水耕栽培キット価格(iDOO、Akarinaシリーズ)、ハイポニカ液体肥料・種の販売価格(ジョーシン・ヨドバシ・モノタロウ)、小型LED水耕栽培キットの電気代(製品レビュー記事)を2026年10月時点でAIが調査・集計