ここでタイムの現在に戻して"Life in the Netherland"

「なぜ、私がオランダで暮らすことになったのかは2003年~2018年までの生活の記録を作成しながらお伝えします」

 

2018年末、オランダに来た後、事業展開を進めていたが、1年後、コロナがやってきた。

何とか売上を上げないといけないというプレッシャーの中、オランダ内の印刷業者をリストアップし、飛び込み営業を行った。その内の1社が幸いにも話を聞いてみるわと言ってくれた。(ほとんど興味無しの門前払いを食らうが)イタリア人が経営する会社だったが、英語で一所懸命にうちの商品(全自動ラミネーター機械)を案内したが、その商品にはそれほど、興味がないようだった。(私の説明の仕方の問題でもあるが、需要にマッチングしていないかもしれない)ところが、日本の会社だと伝えたところ、社長ご自身は空手をやっていると言われた。そこで、私も空手をしてきていることを伝え、空手道場について聞いたところ、自分が練習している道場に来たらどうと誘われた。その人とのつながりを作る目的と久々の空手練習や見学、息子へも空手をやらせたい目的で一度、行ってみた。(車で片道40分いかないといけなかったが、、)

 

オランダ現地空手道場 

イタリア人の先生がオランダに移住し、オランダ人の奥さん、娘さんと経営している道場で、一週間に3回、場所を変えながら学校の体育館、道場などを借りて進めている。

私の予想とは裏腹に、子供たちや大人も多かったが、一所懸命に空手の練習に励んでいる姿をみてある意味不思議な気持ちに感じた。当時、うちの息子は5歳だったが、空手を始めて喜んでいた。

ところが、私は今まで大会の優勝を目標に空手を練習してきたため、道場でのやり方がなんだか、レベルが違うというか、指導の仕方が甘いというか、その印象を受けたのが当時の想いだった。その先生は私に、Gemert(今住んでいる場所)で空手道場を始めたらと何回も言ってくれたが、そのたびに興味はあるが、今は仕事があるためと。。。濁す形で否定的に答えてきた。そうしながら、1年くらい、毎週金曜日に息子を連れて練習に行ったが、息子は初めて昇給審査を受けて、合格、白/黄色帯をもらうことになった。通常、白帯から黄色帯になるところだが、オランダはそれが1段階多いようだった。

 

息子の白/黄色帯獲得

 

しかし、毎週金曜日に往復1時間半を運転しながら、息子を連れて行くのが大変で、ガソリン代も高かったので、やめることにした。そのごろ、息子は地元のサッカークラブにも通いながら、サッカーに対する才能が見えてきたので、サッカーのみに集中してほしい想いもあった。 

そこで感じた。趣味での習い事はできるだけ、家から近い方が長続きできるだろうなと!!

地元のサッカーチーム 

うちの息子は運動神経が非常に良いが、体つきがオランダの子供たちと比べて小さいのが課題だが、技術的といい、決定的な場面での落ち着きといい、優れた点を持っている。今は昨年のクラスより上のクラスに上がり、練習している。毎週土曜日には週末リーグで活躍している。

 

そんな中、自分を成長したい理由で本を読むことにしたが、(その理由でこのブログも始めた)本を読みながら、ふと思いついた。私自信に制限をかけずに、できることをやってみようと。。今すぐに。。。その理由で、今の私の会社の空間を活用してオランダの地元Gemertで空手道場を開くことにした。私の名前を使って"Jay's KarateSchool in Gemert"。まだ営利目的までには至っていないが、息子と共同代表として進めていくつもりだ。

Jay's Karate School in Gemert on Strikingly (mystrikingly.com)

 

何回か、体験レッスンとして息子の友達が来てくれたが、まだ正式に生徒になった子供はいてない。ここであきらめるわけにはいかないため、体験レッスンに参加してくれた子供たちの親に2回程、フィードバックをもらいに伺って情報を獲得した。改善するしかない。。今は私と息子だけの道場だが、地域の唯一の空手道場であるため、そして本場の空手指導者として知られたら、いつか、Gemert地域にて貢献度が高い、韓国人、日本人家族になれるかもしれない。

 

No.1だけが事業の目的ではない。空手を知らない人たちに新たな経験をしてもらうだけでも大きな価値があるし、重要なことは顧客を創造して満足を通して共に成長することだ。。。

 

私にとって道場を始めた重要な理由は、息子への教育、地域への貢献以外にも、教育事業としての視点から特に韓国と日本を対象とする空手を通したグローバル人材の育成でもあるのだ。(私の人生そのもの)韓国や日本の道場経営のフランチャイズ化をする遠大な夢をもっており、私のような海外経験の価値を与えることで道場経営で苦しんでいる多くの先生や事業家たちに差別化を測らせていきたい。(かなり、具体的に考えている) なぜなら、私は昨年度より、韓国糸東流空手道連盟の海外理事も歴任しており、世界の空手家とつながっているため、各国へ子供たちを空手を通して派遣できるプログラムを組める可能性があるからだ。

 

その理由から、私の人生そのものを説明することで、海外で活躍できる人材になるためのヒントを共有し、それに共感してくださるパートナーを見つけて協力し合えるのもこのブログを書く目的の一つである。ちなみに、2024年11月末にはシンガポールでアジア大会が開催される。日本では代表先発のための競争が激しいが、韓国では底辺が薄いため、現時点では比較的簡単に韓国代表として先発され、大会に出場できる(自費だが)。海外の経験を子供たちにしてもらい、自分の特技を生かしたプログラムを提供することで視野を広げられる。そのスタートとしてこのオランダの空手道場も活用していきたい。そのために、焦らずに一つずつ進んでいこう。 

 

さては、私の2003年時代に戻る。

 

続く。。。。