検査結果(術後19日目) | ラテラテ日記帳

検査結果(術後19日目)



今日は、円錐切除術で切り取った、病変部分の病理検査の結果を聞きに、病院に行ってきた。



朝の通勤ラッシュ。



予約の時間に間に合うか、気持ちは焦りつつも、以外と冷静。



手術前、不安で不安で仕方なくて・・・


経験者の話を聞いたり、ネットで調べたり。



手術中、不思議な麻酔の世界を体験して・・・



看護師さんの


『終わりましたよー』


の言葉に涙が溢れて・・・


術後8日目に、生理だろう大量出血に驚き、困惑して・・・



不安になったにもかかわらず



今だ実感が無い・・・



自分が『癌』かも知れないという『実感』が・・・



ない!



どんだけ楽天家なんだろう?あたし。



外来で名前を呼ばれ、診察室の前で座って待っていた。



「ラテさーん。診察室へお入りください。」



アナウンスを聞き、中へ。



主治医に会うのは、術後すぐに様子を見に来てくれた時以来。



物静かで穏やかな医師だ。


そういえば、未熟児の次男をとりあげてくれたのも、この医師だったんだよね。



「こんにちは。」



『はい、こんにちは。』

『おかけください。』

『その後、いかがでしたか?』



と相変わらず穏やか。



一通りの問診が終わり、



いよいよ検査結果。



ドキドキ





『切除した部分を検査した結果・・・』





ドキドキ





『癌は、ありませんでした。
子宮頸部高度異形上皮でした。』





「あっ、そうですか。」




医師には気のない返事に聞こえたかもしれない。



でも、この言葉しか出てこなかった。




次に内診。




『だいぶきれいに治ってきてますね。』




「あっ、そうですか。」




(他に言葉はないのかー!)



再び診察室へ戻り、




しばらく火傷をしたような状態が続くから、1ヵ月ぐらいは液が出ること。



これで治療は終わりだけれども、術後2ヵ月で念のために細胞診をやることを告げられた。




予約の日にちを決め、




『何か質問はありますか?』


の問いに、頭が真っ白!




真っ先に口に出たのが、




「スポーツはいつ頃から出来ますか?」



『身体は大丈夫ですよ!気分的に嫌でなければ。』



と笑顔。



その後の質問が続かないあせる



『無ければ今日はこれで。』



「ありがとうございました。」



と診察室を出た。




帰りに車を運転しながら、もっと聞くことあったのに~と後悔!




でも実感はない。



会社に着くと旦那からメールがあり、報告。



癌じゃなかったよって。



―良かったじゃん―



旦那からの返信。



―良かったじゃん―

―良かったじゃん―



そう!良かったぁ!




今更ながら、やっと実感!



癌になる前に手術して、治ったんだから、良かったんだよ!





あの時、検査を受けなかったら、症状が出るまで、癌になるまで気付かなかったかも知れない。



あの時、手術を決断しなかったら、毎月不安な思いで検査を受けていただろう。



―良かったじゃん―





本当に良かったよ!