本日は大学の提携校の生徒が集まるプレエントランスデーに。取り敢えず憂鬱だった。始まるまでは。
先ずは全員ホールに集められる。学部ごとであったが其の時点で私は友人が居ないに等しかった。嗚呼此れがコミュニーケーション障害の弊害か。等と思っていたが隣に3年間同じクラスだったあの容姿端麗才女が席を設けたので助かった。其の辺りで稚拙な絵を描いたしりとりをコソコソとヤった。然し次のプログラムで専攻別に分かれる際、彼女の専攻が独りぼっちなことが判明。ぽつねんと昼食を取る事を危惧していたのだろうか、彼女の表情は浮かない。そして今にも暴れ出しそうな情緒不安定。必死に励ますも彼女の表情は暗くなるばかりであった。其の見てくれなら殿方でも寄ってくるだろう、と内心感じたのだけれど。

そしていよいよ専攻毎に別室へ移動した。この時点で同じ学校と雖も話せる友人は皆無。私もさっきの彼女と同じ気分。部屋に着くなり班分けをした。見事にバラバラ、専攻もバラバラ 。私が席を置いた2班は女4人男1人の5人編成であった。皆がぎこちなく自己紹介をし、名前を一通り言い終わった後、「アイスブレイク」と聞き馴染みの無い活動を回し役の大学生に強いられた。5人の共通点は何だ、というような内容。「全員が関西出身」しか私は出てこなかった。兄弟がいるか、中学は何クラスあったか、18歳か、部活は何か、様々な質問を出し合ったが何れも全員一致とはならなかった。最後の質問の続きで私以外の皆が運動部出身という事が判明した。そして好きな教科の話になると皆口を揃えて「体育」と言った。私のこの見てくれぢゃあ運動なんぞ出来んだろう、等と思うような者は居なかったのだろうか。面倒でもあったので引き攣り笑顔で体育が好きかという設問に苦笑いをし、頷いた。
其の後、昼食を取った。周りの班が盛り上がっている気がして心配になる。私の左隣に座った付属出身ながらもとてもフレンドリーかつ話しやすかったミヅキ嬢、私の右隣に座った麗しい同じ学科のサヨ嬢、対面に座った唯一の男オダ(何故か彼は苗字で呼ばそうとした)、斜め前に座ったメグミ嬢と言うメンバ-。
唯一の内部進学ミヅキ嬢が率先して話を回してくれた。有り難かった。彼女はチアリーディングをしながら長期海外留学もした才女。アイルランドから帰国したばかりだそう。そういやウチの高校からも行ってたと思い出した際、彼女が其の面々の名を出してくれた。ここで少し繋がりがあったことにあんしん。
麗しいサヨ嬢。色白かつ大きな目高い鼻小さな顔にカールさせた長い黒髪。横顔を幾度と盗み見た際にお人形のやうだと切実に思った。KPOPが好き、バスケをやってたというのが大方の情報。然し彼女がアニメ好きの知り合いに似ていたイキフンだったので其れに少し驚いた。卒業式の日程についても話した。2月中頃には彼女は髪を染めるらしい。「何色がいいかな?」と問うも「何色でも似合いそう!!!」と食い気味に本心で口をついて出た私の言葉。彼女は少し嬉しそうに見えた。良かった。
唯一の男、オダ。4:1という不利な状況にも屈しない、優しいイキフンの男性だった。すごく話しやすかった。そして同世代の男の子と親族以外はまともに高校入学してから話していないことに気づいた。女だろうが男だろうがさして私の中での大差はない。だから如何接したら良いか迷うことも特になかった。其れは私の性格だけではなく、彼の話しやすく柔和な表情も作用したからであろう。趣味は何かという質問にいち早く反応し、答えてくれた。漫画を集める事だそう。お小遣いが入るとほとんど其れ等に注ぎ込んでしまうらしい。あ、CDに貢いじゃう私と同じじゃん。そして彼は具体的に言った。少し照れ臭そうに「月に………4000円とか使った時もあった」と。嗚呼全然私なんかと額が違う…!そして何てかわいいエピソ-ド.....。男性と表したくなる年齢と背丈だがまだまだ少年のようなあどけなさと子供心が残っている彼に「かわいい」と思ってしまった自分の老いに慄然とす。中身までババアなの?わたし。
斜め前のメグミ嬢。イ-ストボ-イのセーターと大きなリボンの付いたとても可愛い制服に身を包んでいたが実は学校が私服だという事が判明。あ、其れ個人的に買ってたヤツなんだ。そして浮き彫りになる私の学校用衣装のダサさ。友人によると始まる前既に他校の生徒に「ダサい」とお墨付きを貰ったと言っていた。仕方ないぢゃん、制服で選んでる訳でも無いし。彼女の話で一番印象的だったのはフェンシング部に所属していたことだ。そんなのあるの、流石立命かっこいい。皆興味津々だ。なんだかお金かかりそう、と言うと初回投資は高いものの、先輩からの譲り受けだったりと色々あるらしい。

「児童虐待」についてのクイズが出題された。3つの虐待の○に当てはまる名前とカタカナでの名称を当てる物であった。私は偶々其処に入るカタカナが判った為皆に伝えた。皆すごい!とか、賢いね!とか色々な褒め言葉を投げ掛けてくれたのだがいずれバレるこの頭。私の発する言葉なのか、イキフンか、見てくれか…何が作用してか自分で全く理解出来ないのだが何故か「賢い人」だと思われがちである。其れを忘れ、しゃしゃり出てしまった為に後々自分の首を絞めるような結果になるようなことをしてしまった。

そんなこんなで一応皆の名前と概要は頭に入った。結構好いイキフンだったんじゃない?そして残り時間にインスタとライン交換をした。然し私はInstagramをやっていない。てか見る専用。班全員とライン交換を済ませた際には皆が打ち解けあっていた。そして同じ専攻のサヨ嬢がたくさん話しかけてくれて嬉しかった。思ったより皆仲良くなろうと言う気持ちが強く、提携校が見下される事は無かった。同校の面々も上手くやっているようだった。最後に「ありがとう、またよろしくね!」と班に一声かけプレエントランスデ-は幕を閉じた。


p.s.あれだけナーバスだった容姿端麗な彼女、近くに居た子がとても良くしてくれたらしく一安心。連絡先交換できなかったことを悔やんでいたらしい。