試験を乗り切って、息つく間もなく帰省。

自費じゃないからわりと他人事だけど、国際線チケットの高さは異常。


約半年ぶりの家族団らんとか、初めてヤッた幼馴染の小悪魔的変貌とかそういうのはわりとどうでもいい。


俺が欲しいって、こんな俺を欲しいとか、

ねぇちょっとアタマ大丈夫?って聞きたくなるよ。

こんな人間的情緒にかけた欠落人間でもいいなら

いくらでもやる。


そんなにまっすぐな目で、見ないで欲しい。

視線を逸らしたくなるのはシャイな日本男子だからってわけじゃない。そもそもシャイでもない。

腐った本音を悟られるのが怖いからだ。


しぃを本気で拒めないのは下心じゃなくて、いや、下心もあるけど

多分俺にはないまっすぐさがあるからだ。

いつでも欲望に正直で自分にも他人にも正直。

いい意味でも、悪い意味でも。

どちらの意味でもまっすぐになれないひねくれた俺は、だから卑怯を承知で

彼女の正直さにつけこむ。


でも最終的には、どちらが優位なのかわからなくなるのかもしれない。

まっすぐな狡さって大した武器だな。