次の日の朝、診察室に呼ばれた。
すぐに子宮口のチェックをするのかと思ったら赤ちゃんのサイズをチェックする為、まさかのエコー。
赤ちゃんの姿が映り止まっているエコーを見ていたらたまらなくなって涙が出た。

「エコー写真いりますか?」
って言われ、はいっ!て答えた。
その後、内診チェックして、
「もうちょっと開いていた方がいいけど経産婦さんなので、今日陣痛促進剤を入れて産んであげましょう。」
ということになり昨日入れたマッチ棒7本を取り、薬をお股から投入!
でもなかなか入らず、ガーゼも詰めこまれました。
先生から、
「薬が効いてくるのは人それぞれで1時間後だったり3時間後だったり、効かないようであればまた3時間後に薬を増やしていきましょう。」
と言われ、部屋に一旦戻る。

部屋でゆっくり旦那さんにこれからの事を電話で話していると、生理痛の様な痛みが徐々にでできた。
まだ薬を入れて10分くらい。
痛いながらも話してたら、助産師さんがやってきた。
慌てて電話を切ると、先程のエコー写真を持ってきてくれた。
「ちっちゃいちゃん、かわいいね。」
そう言って最後のエコー写真を渡してくれた。
「ここまで大きくなってくれて頑張ったね」
優しい言葉にまた涙が溢れてきた。

話を少し聞いてもらった。
助産師さんは目を潤ませながら優しく聞いてくれた。
「どうか自分を責めないで。」
温かい言葉に感謝しかなかった。

もう少し胸の内を聞いてもらいたかったけど、なんだかお股付近から出血している感覚。

それを伝え一緒にトイレに行ってみよう!と動いた途端、ものすごい勢いでまた何かでた!
「すごい出たんですけどーっ」て言うと、
「ベッドにじっとしてて下さい」って言われる。
その間もどんどん何かが出てる感覚。
別の助産師さんが車椅子を持ってバタバタ入ってきた。

「ちょっと確認しますねー。」
と下半身を確認してすぐ、
「これは破水ですね。すぐ分娩室に行きましょう。」
と言われ、

「えっえー!!」
って感じでした。
下に履いていたパンツからベットまですごく汚れていて、助産師さんも少し慌てている様子でした。
ダラダラ出てくる羊水を押さえながら車椅子へ。
さっきの痛みは結構強い陣痛だったんだなと冷静な私。
もし、これが普通の出産で家に居る時とかに羊水が出たら大パニックだなと。
助産師さんが
「結構な羊水が出てるから次に強い陣痛きたら、産まれるかもね。」
の言葉にあまりの速さに状況飲み込めず。

だけど、やっぱり出産はそんなに簡単なものではなかったです。

分娩室に運ばれ、内診をしてみるとまだ子宮口は3cm。
もう少し開いていて欲しいらしい。
でも赤ちゃんは下まで降りてきててすぐそこにいるみたいでした。
助産師さんは頭を悩ませていた。
弱い陣痛はあるものの強い陣痛がなかなか来ない。
「力を入れてみて!」と言われるが
陣痛が来てる時じゃないとなかなか難しいらしい。
分娩室に運ばれてから内診グリグリを数十回。
これが地味に痛かった。
1時間くらい経過して、少し様子を見る事にした。
そのタイミングでトイレに行けるか聞いたが、
力を入れなければ大丈夫との事でビクビクしながらトイレに行った。
その後も弱い痛みはあるもののすぐにおさまってしまう。
2時間くらい経過した時にはお腹の痛みはなくなり、お股が痛くなってきた。
(これは陣痛じゃないよね。
グリグリされてて痛いだけ?)

と我慢していたが、どんどん痛みが強くなって何かがお股にある感覚になった。
我慢できず、ナースコール。
タイミング良く次の薬を投入する為に先生もやってきた。
助産師さんに内診してもらったら、何かが出た!

赤ちゃん?って思ったけど、
陣痛促進剤の後に入れたガーゼだった。
でも、赤ちゃんだいぶ近くにいるみたいで、今度は先生が内診!
助産師さんとは比べものにならないくらいの手の入れ方に痛くて痛くてたまらなかった。
赤ちゃんを取り出そうとしてくれてるんだけど、痛すぎて体に力が入りまくってしまい、
「お尻あげない方がすぐに終わるよ頑張れ」
と助産師さんに励まされながら、
(なんでこんな痛い思いして息をしてない赤ちゃんを産まなけばいけないの?)
痛みと悲しみで最後は泣きながらの出産でした。
「きれいに産まれましたよ」
その言葉を聞いて、
あぁ、やっと外に出してあげられたと安心しました。




18cm、110g
性別不明。

だけど、私は男の子な気がした。