妻からよく私は「共感力が高い」と言われます。
そのあたりは、妻は私とは真逆のようで、自分の身に起こっていないことが「ふーん」で終わるとのことです。
病院での勤務医時代は、、多くの血液がんや血液疾患の患者さんを診療するわけで、患者さんの状態が悪いとやはり自分の精神衛生上も非常に良くない状況になるし、仕事も非常に忙しいということもあり身体的ダメージも大きいですが、自分の私生活に重大な精神的なダメージも追って生活していくことになり、一緒に生活する妻にはよく、そんな感情をいろいろ自分の私生活の時間に持ち込んでいたらからだが持たないでしょ、と言われました。
研究の進捗状況も芳しくないと、さらにです。
なので、うちの妻から「共感力が高いし臨床力も高くてさらに研究も多くの業績があって一般的に考えるとそのうち教授とかのトップになれるだろうし、すばらしい臨床医だと思うけど、仕事を継続していくに関してはあんまり医師にむいてはないよね。家族も振り回されるし。」とよく言われました。
たしかにストレスはやばいし、高校生から毎日継続しているIBSはずっと治らず続いているし、全然デキナイ上司・同僚などにはいつもイライラしていたしで、本当に大変だったと思います。
転換点はコロナの流行と海外の大学で研究生活を送ったことでした。
コロナ感染症がきっかけで、家族とより多くの時間を過ごすことができたし、海外での研究生活を送ることで、自分自身を見つめなおしたり、今後の人生について考える時間を持てたことは非常に良かったです。
そうしたら、このままこの生活を続けて教授になったところで全く自分の人生は豊かなものにはならないなと気づいてしまったのです。
中高で勉強だけの生活→医学部で勉強だけの生活→研修医でほぼ毎日病院に寝泊まりの生活→大学病院で病院に寝泊まりの生活→大学院生研究員で研究生活、土日は医師のバイトで休みなし→大学教員:臨床・研究・指導だけの生活→定年→なんにも残っていない老後。家族からの人望のみならず、お金さえも持っていないおじいさんなんてつらすぎる(笑)
こんなレールからはまず離れなければならない、と思いました。
企業に入ってよかったのは、医師の経験をそのまま生かせることと、なんといっても土日祝日などのカレンダーの休みと有給休暇もちゃんと取れることです。
休むことって非常に重要だと思いました。
家族で過ごしたり、自分であそびに
医師もちゃんと休みのとれる環境が重要です。企業に入って、そういった労働環境が整っているところに入るとすっごくそう思いますね笑
だからと言って勤務医をやめることを推奨するものではありませんが、この現在の医療環境を取り巻く状態は改善させるべきものだし、もし労働改善を行って今までの報酬を払うことができないのであれば、医療崩壊じゃ仕方ないと思いますし、今まで医師や医療者への負担を強いてきたことで成り立っていたものであれば、一度医療崩壊すべきで、グレートリセットされるべきものだと思いますね。
今の政治家や官僚は現状を改善させる気は全くないので、改善を期待するより、崩壊しないと改善しないと思います。
現代は人生観や価値観が変わってきたので、やりがい搾取から正当報酬への転換が必要ですし、もちろん医師全員に対するものではありません。
無能な人はたとえ医師免許があっても強制退場させる仕組みも同時に必要なことでもあると思います。