メンマ♂の主張。

ンコがけちゅにくっついてあちこちに落ちているのは…１００歩譲って仕方ない。

…と思う。

なぜなら、本猫の意思ではないからだ。

だがしかし。

お布団に３回。
テレビに２回。
部屋の壁に３回。

オシッコしやがるのは話は別。

これは間違いなく本猫の意思だからだ。

そう、こんなにもメンマ♂はトイレを失敗してやがる。
我慢も限界になった私。
メンマ♂の頭をガシッと掴んで。



考えた。



メンマ♂、うちの姫たちから隔離してたころは、一回もトイレ失敗がなかったはず。
そう。一回も。

もしかしたら？
僕のトイレはどこいったのさの、意思表示なのだろうか？

ガシッと捕まれた頭を、ゆっくり降りながら、メンマ♂は私の手のなかでセルフ撫で撫でをはじめる。私に撫でられてるつもりなのだ。
穏やかで、来客を嫌わず、おっとりまったりするメンマ♂のささやか…にしては少々度がすぎる自己主張。

ためしに、しまっておいたメンマ♂トイレを出すと。

ぴったりとトイレ失敗がなくなった。

そのわりに、全部のトイレをまんべんなく使ってるのは納得いかぬが。