大型書店さん。の話。その参 | raspberryschool906さんのブログ

大型書店さん。の話。その参

「大変おまたせしました」

フロアマネージャーがようやくカバーをかけおえた本をビニールの袋にいれて、私に差し出したので。
大きく息を吸った。

「待たせるにもほどがあります。
たった5冊の本に、既に折り畳まれた紙のカバーをかける作業で何分客をまたせているんですか?
アルバイトやパートの方々の早さを見ていらっしゃいます?
肩書きつけたあなた方の1/4のスピードですよ。
あけられるレジをあけもせず腕組みして店内を傍観してるひまがあるなら、お客様が並び始めた時点でレジを開けるべきだし、カバーに時間をくうくらいなら、暇なときにカバーかけの練習でもならったらいい。
店内もスタッフも最高なのに肩書きあるヒトがこれでは残念このうえないですね」

我ながら嫌味だとは思うが書店を、書店の仕事を愛しているぶん、肩書きあって無能な上司は許せないのだ。

うしろでずっと待たされていたお客様がたもダヨネなどとつぶやいていたので、やはり待たされ過ぎたお客様がいまだにいたと言うことでもある。

爆発させた私にフロアマネージャーやら店長やらが頭を深くさげて小さな声で「またのご来店を」と言ったが、二度と来ませんと言って仕事場に急いだ。


帰宅して読もうとした5冊のカバーは、なんども折り曲げられてシワができていた。