おばけ○○
先週の話。
お湯を炊きなおしたお風呂に、スマホで音楽聞きながら入った。
その日はなんだか風呂場全体がよい香りにつつまれていた。
入浴剤変えたのだろうかと思いながら軽く体をあらって湯船に足をつける…と。
なにやら奇妙な黄色い物体が、ぷっかりと浮かんでた。
Σ( ̄□ ̄
!?!?!?!?!?
さっきまでなかったよね!?
どうやら1/3しか開けなかった蓋のおくに隠れていたらしい。
黄色い物体はまるくてなにやらボコボコしてて、頭にまず浮かんだ名前が『太歳(タイサイ)』。
中国の謎の治癒能力のたかい肉塊。
が。
いやいやいやいや。
普通にないから。太歳が日本人の風呂に浮かぶとか。
と考えを払拭。
なんかアレかな?風呂掃除のスポンジかな?
と触ると固い。
ツンツンするとボールのよ沈む。
なんだこりゃ!?
と掴んでみてわかった。
柑橘だ。
最初に香ったかおりは、この柑橘からのらしい。
太歳やらスポンジに見えた自分に爆笑した。
柑橘だとわかると柑橘にしか見えないのだ。
ゆっくり湯船につかりながら香りを堪能する。
柚子のかおりがふんわりする。
柚子なのだろうか?
にしてもでかい。
メロンくらいあるのだ。
次の日母にあれはなに?と聞くと、父がいただいてきたオバケユズだと言った。
次の日もお風呂にいれておいてもらって、充分楽しませてもらった。