占いの本 | raspberryschool906さんのブログ

占いの本

買い物途中、雑誌と小説を見に、ショッピングモールの本屋さんへ足を向けた。
ウィンドウには、オススメの本や話題作がキレイに並べられている。

昔、本屋でバイトしてたころ。
POPやディスプレイが楽しくて楽しくて、飾りすぎたのをふと思い出して足をとめると。
ちょうど、12星座それぞれの占い本が華やかに並べられている場所だった。

普段は占い本は見ない私。
天秤座をなんとなく手にとる。
パラパラとめくるページは、よくある占い誌のように無駄にきらびやかな装飾はなく。
実にシンプルに、落ち着いた文字が綴られていた。


そんななか。
ふと、目にとまった文章がとても印象的だった。


自分の為の何かをなすために他人の力を欲するのではなく。
他人と力をあわせて、何かを築きあげようと考える天秤座。


心にあった形のあやふやな何かが、その言葉でやっと形を持った。

そんな気がした。

私はずっと何かを築きあげたくて足掻いていたような気もした。


なぜかその時は、本を買わずにいたのに。
今、なぜ買わずにいたのか不思議な気がする。
次にあの本を見たら、きっと買うのでしょう。
もし今後見なくても、言葉は心に刻まれた。

これもまた一期一会。