画期的介助用具。 | raspberryschool906さんのブログ

画期的介助用具。

バスの中。ケータイが震えた。
妹からの電話。
バスだから切るよと。
ゆうとバスが止まった。
そして運転手が運転席を出る。

…えええ!?Σ( ̄□ ̄
と思いながら。

てゆかメールじゃダメなのか毎回!?ww

と妹にゆって切った。

運転手さんは、足腰の弱いおばあちゃまの、まずは介助用具の、タイヤとハンドルついてる、椅子にもなるカート?を道に持ってった。

じゃあと、私はおばあちゃまのふるえる手をとり、ゆっくりでいいから焦らないでねと声をかける。

冷たい手で、私の手をシッカリ掴んだおばあちゃま。
震える足を、ゆっくりゆっくり踏み出す。

右側は運転手さんが。
左側は私が。

支えながら、確実に。

バスが遅れるとか、文句言う人間いたら殴ろうと思ってたけど。
みんな穏やかに見守ってる。
田舎だから、そんなにあせらないんだよなみんな。(笑)


バスの段差もクリアし、カートに、手が伸びた。

ブレーキどうやって外すの?と運転手さん。
ブレーキなんてついてんだ。と私。
「こうやるんだよ」
と慣れた様子で、おばあちゃまがブレーキを外して。
「ありがとうね。たすかりました」
と頭をさげて、カートを押しながらスタスタ歩いていった。


スタスタ!?Σ( ̄□ ̄

とバスのみんなも驚いた。
カートがないときはあんなにも不安定で、危なっかしかったのに…カートひとつであんなに違うもんなんだね。
あためて、介助用具の素晴らしさを実感。

そしてあれらを快適に使うためにも、歩道の段差や坂が邪魔なことも実感。

日本の道路はまだまだ改良の余地がある。