思い出話に戻します。

今思えば、初めて「Wink」に輝きを感じたあの頃にも、「Wink」は私に光をくれてたんです。

幼少期、いつも泣いてた母。

祖父母、両親、弟という家族構成で、側から見たらもしかしたら幸せそうに見えてたかもしれません。

けど、母はいつも泣いていました。
色々あったんですよね…
子供ながらに「お母さん泣かないで」と悲しくなった記憶が残っています。

なぜかよく覚えているのは土曜日の夜。

祖父母と父は毎週土曜の夜はお出かけ、母と弟と3人で過ごしていましたが、母も弟も21時には寝てしまってて、私は1人で起きていました。

眠くなかったし、確か21時からラジオで歌のベストテンらしきものがやってたんです。

それを1人で聴いてました。
暗くて、ラジオの音以外は静かで、何か寂しくて…

そんな時に「Wink」が流れてくると、本当に嬉しかったんですよね。

「Wink」のために起きて聴いてたんですけどね。

あの時も、「Wink」は私に光をくれたんですよね。

(光光うるさいですが…)

人付き合いも上手く出来なくて、家にも安らぎがなくて、でもそれが普通だと思ってたあの頃。

今よりも闇だった気がします。

「Wink」がいてくれて、本当によかったと思います。

たくさん夢を見せてくれました。