母から自分の「要支援1」の介護認定を更新するための認定調査を「パスしようと思う」とLINEが来て…
一昨年の暮れに認定をもらった経緯を説明した翌日、「役場の福祉課に『辞退します』と連絡した」とLINEが来た。
「断ったことで、ホッとした気持ちです。」と…
本当に…
頭が痛い
そうすると、もちろん介護サービスが受けられなくなるのでケアマネも付かなくなる。
母の場合、住民票のある自治体と現在住んでいる自治体で対応が必要になる。
母には
「あなたの判断は全く意味がわかりませんけれど、わかりました。」と返事をした。
もう誰かが亡くなったという連絡以外、してこないでほしい。
すぐに住民票のある自治体の福祉課に電話をした。
相談員さんは…
「そうなんですよね びっくりして、娘さんと話し合って下さい。と伝えたんですけどねー。ただ前回は何度もやり取りをして、いろいろエピソードを拾って報告書を書いたので認定が付きましたが、今年はそれが集められなかったので、難しいと思っていたんです。」とのことだった。
この状態で、認定調査を受けることは難しいし、迷惑をかけそう。
とりあえず、両親とも拒否がすごかったが、姉伯母が地域の福祉に繋がってセーフティーネットを作ることはできたので、目的は達成できたということで、このまま母は更新を行わないことにした。
母は考えがズルい。
けれど、残念なくらい賢くない。
ずっと「可愛い年寄りになりたい。そうしたら、みんなに優しくしてもらえる。憎たらしい年寄りに優しくなんてしたくないでしょ!?」と言ってた。
人によくしてもらいたいから、可愛い年寄りのフリをするという思考回路を持っている。
我慢ができない母が、そうなれるとは誰も思っていない。
でもせめて、フリでもしてくれればいいのに…
ため息をつきつつ、姉伯母と母の担当のケアマネさんに電話をした。
母は自業自得だけど、姉伯母のことが心配だった。
高齢福祉課の方とはたくさん相談したけれど、ケアマネさんとは、今まで少ししか話が出来ていなかったので、今回のきっかけになった伯母の服薬問題の話をした。
姉伯母の見当識が怪しくなって、降圧剤を飲みすぎて体調が悪くなっていることを知っていて、両親とも何もしなかったこと。
ケアマネさんには、その話の重大性がちゃんと伝わっていなかった。
そしてわたしも初耳なことを聞いた…
つい前日、母が薬の管理をしてから、姉伯母の調子はいいから大丈夫。とLINEが来ていた。
ずっと母はそう言い続けていた。
しかし、ケアマネさんから聞いたのは、
「12月に入ってから何度か、伯母さんの様子がおかしい。とお母さまから連絡が来たので、デイサービスをお勧めしようと思っているのですが、ご実家と行ったり来たりでなかなか忙しいと断られてしまって…」とのことだった。
わたしに言うと面倒くさいことになるから、言わなかったんだろう。
それに、もう自分でも怪しいと思っているから、それを確定されるのがイヤで、認定調査を辞退したのね。
うちの親の考えそうなことだ…
実は先週、お米と上の子の誕生日祝いを送ってきたので、いつものように上の子がわたしの携帯からビデオ通話で母と話をした。
確かに、わたしと上の子は似たようなぽっちゃりだけど、母は上の子を、最後までわたしと思っていた。
「なんでママ(わたしのこと)が、ずっと○○ちゃんのことしゃべってるの?」
「あんた、いつからメガネをしてるの?」
上の子が「わたしだよ!○○だよ!おばあちゃん!」と言っても、以前なら「え!似てるから勘違いしたー!」というのだけど、声のニュアンスからは怒って黙ってしまったようだった。
ふざけて嘘をついてると思ったのかもしれない。
イヤな予感はした。
そして、ふと去年の4月に伯母の葬儀で帰省した際、その2か月前に福祉課の課長さんと面談するために帰省したことをすっぽり忘れていたことを思い出した。
2か月前に一緒に回転寿司を食べに行ったことや、母と伯母の家で手料理を食べたのだけど、そのことを話しても「あー!そうだった!」ということもなく、やっぱり黙ってしまって、本当にまるっきり覚えていなかった。
伯父も、そういうことがあった。
伯父がその状態の時は、伯母の薬の薬どころか、自分の薬も飲めてなかった。
ケアマネさんに、出来れば早めに少々強引にでも、朝に電話をして家に居たらお昼に訪問するなどして現状調査をお願いした。
そして、訪問看護師さんと姉伯母のデイサービスの追加をお願いした。
幸いなことに、伯母はショートステイを気に入ったようだから、しばらく住む場所は確保できている。
母は取り繕いが上手く、話をはぐらかすし、自分を守るために嘘もつくので、言うことは信じないでください。
母は全く人への配慮ができないので、子どものころのわたしのように無意識に姉伯母もネグレクトされている可能性があります。
姉伯母の様子と確認できる状況だけ見て、必要と思われるサービスを入れてください。
そう一昨年から、言い続けている。
伯父伯母、母と姉伯母を見ていると、
認知症って…
本来の自分が出るものなのですね。
生きてきて強く感じたこととか、心の奥にある欲求とかが強烈に偏った姿で、この年齢でさらけ出されるのですね。
子どもたちに、早々に謝っておきました。