伯父の後見人の弁護士さんからメールが来た。
「無事にお伯父様と面会できました。」と、感謝状を持った伯父の画像が送られてきた。
送られてきた画像は無表情だけど、面会の間、終始にこやかだったらしい。
そう…
わたしが面会に行った時にも感じたけど、
受け答えが、老人ホームに入居する前の伯父なのだ。
認知症のお薬は老人ホームに入居してから飲み始めた。
一度、午前中に病院で検査をするため、お昼に間に合うかわからないので、わたしの家で食べることにした。
その時に、昼ごはんの後に飲む薬を預かった。
そのまま午後に弁護士さんが会いに来ることになったので、お昼ごはんを食べてお薬を飲ませた。
しかし、弁護士さんが来たので話をしているうちに、どんどん伯父の会話が怪しくなった。
朦朧とした感じで目を閉じ、昔話とも妄想ともつかない話を一方的にし続けた。
その時は、朝から出かけて、いろいろ気疲れしたから眠くなったと思ったけど…
入居前は自転車に乗っていた伯父が、転倒するようになったのは、この薬を飲んだ後だったのだろうか。
このお薬を飲まなければ、昨年の転倒の顔面骨折は防げたのだろうか…
わたしは伯父の子どもではないけれど、伯父の医療をどうするか判断することがあって、いつも悩むけど、結局、預かって世話をしてもらっている立場なので、言われた通りにするしかない。
不要な投薬などないか…
適切な介護がされているか…
重複した費用の徴集が無いか…
骨折など大きなケガをする事故が起きた場合、相談ができて、必要があれば審査してくれて、適切な施設を紹介してくれる公的機関があればいいのに。
現在、伯父は右足の麻痺があるのに、認知症のため、自分に麻痺があることを認識でず、ぴょこぴょこ立ち上がってしまうため、転倒リスクが高くて職員さんたちも目が離せないらしい。
でも、それを逆手にとって特養の相談員さんや理学療法士さんは、補助しながら伯父に室内を歩かせるというリハビリを始めたそうです。
伯父の歩きたいという気持ちを汲んで下さっての試みだと思います。
本当に有難いです。
後日、弁護士さんから封筒が届いた。
伯父が畑で収穫した野菜を持っていたり、梅のシロップ漬けを作るのに瓶に氷砂糖を入れている写真が入っていた。
そして「さまざまな活動に参加されていて施設での生活にもなじんでいらっしゃるご様子で、安心致しました。」とお手紙に書いてあった。
伯母も一緒だったらなぁ。という気持ちは、どうしても消せないけど…
伯母も、伯父の様子に安心してくれると思います。