常識を欠いた自分勝手な主張を相手が折れるまで繰り返す90歳に、ブチ切れず拒否して、納得させるのがどれだけ大変か…

 

伯母の葬儀が終わって、妹さん夫婦に報告をして、返事が来た以降は、わたしはもう関わることもない。

 

留守電を聞いて妹さん夫婦ならスルーしようと思っていたら、留守電になる前に子どもが電話を取ってしまった。

 

 

はい。妹さんでした…チーン

 

 

延々と何か言っていたが、要は伯母の年金や健康保険、介護保険の役所での手続きが、できない。というものだった。

必要な書類もそろえず、身分証明書も持って行かず、手続きに行って、手戻りになるのでムダ足になるという。

 

そのまま伯父の弁護士さんに引き継いでもらうように言った。

妹で後見人だった人が行って、手続きできないなら、姪のわたしが行っても、手続きできそうにない。

 

やっと話が終わったと思っていたら…

「いつ四十九日法要をするのかしら?わたしたちも行かなくちゃいけないと思っているの。ご両親に御礼に行かなくちゃいけないし、姉のお参りをしたいし…」

「それから、伯父さんにも面会に行かなきゃと思っているの。直接会えるかしら?」と言い出した。

 

面倒くさいわ。とりあえず、「わかりません」と言って切った。

 

最後に妹さんが電話を切る時、「ああ、あなたと話をすると心が安らぐわ。」と言っていたのが気になる。

旦那さんは、最近、シュンとしていたり、怒りっぽくなっているらしい。

 

 

両親に相談した。

 

父は「絶対にイヤ。来るな。」

母は「それは、純粋な気持ち?だったら、いいけど…」

 

純粋なんて、そんなわけない。

 

「新しい局面」とは「遺産相続」のこと。

 

何よりそういうことは、四十九日過ぎてからにしてほしい。

しかし、妹さんにはそんなの関係ない…

火葬場でさえ「相続人が…」「みんなに相続放棄してもらえば…」と言っていた。

 

知らん顔をしていた。わたしには関係ないから。

 

旦那さんが、シュンとしていたり、怒りっぽくなっているのは…

自分たちが欲しがっていた伯母の土地の半分以上を伯父が相続するからだろう。

そのために、わざわざ伯母を延命治療が受けられる老人ホームに移したのだから…。

1日でも長く、伯父より生きていた欲しかったのだ。

伯父に土地を相続させないように…。

 

伯母に必要な介護サービスを断り、伯父伯母の生活に必要なお金も渡さず、二人ともガリガリに痩せて、命にかかわる状況になっても握って離さずに残ったお金や家土地など…

あなたたち以外、だれが欲しいと思う?

 

翌日、伯母に関連する書類を整理していて、妹さんの旦那さんが送ってきた「資金計画書(アパートを建てる計画)」を見つけた。

かなり前に受け取っていたけど、ちゃんと見ていなかった。

それを見ると、「亡くなった時にそれぞれ250万円が必要」と書いてあった。

先日の伯母の火葬式の19万8000円すら、ペットボトルのお茶すら、支払わなかったのに。

 

そして、伯父と伯母の家を壊して、アパートを建てる理由が、「資金が減るため」と書いてある。

そのお金は「資金」ではない「生活費」です!!

老後の生活を送るために、切り崩して使うためのお金!

減って当たり前!!

減らしたくないと言いながら、自分たちが欲しがっている土地の固定資産税、妹さんが受け取る後見人の報酬、後見人を監督する司法書士さんの報酬はその預金から支払うことになっていた。

 

見れば見るほど、ろくに面会にも行かず、伯父と伯母を見ずに、通帳ばかり見た計画だと分かる。

アパートを建てたら老人ホームの費用が11年賄えるらしい。

そうでなければ、4年弱。

 

伯父と伯母を見たら…そんなに寿命があると思えますか?

 

 

なんか、吹っ切れた。

 

 

やっぱり、はっきり言わないとダメか…

電話をしても言った言わないになるので、メールをした。

 

・両親が訪問はご遠慮していただきたいと言っていること

・両親は伯父と伯母が長くないのは分かっていたので、最後までふたりで居させたかったし、ふたりでいれば、もう少し長生きできて、一緒に特養に入居できたのではないか。と思っていること

・今後、両親、兄弟姉妹たちへの電話なども遠慮していただきたいと言っていること

・香典については、妹さん夫婦が伯母の供養をするのに必要だと思うので、受け取れないこと

・伯母に手を合わせたい。ということであれば、遠方に来なくても手を合わせるための分骨なので、大事に供養してほしいこと

・こちらの親族は皆、伯母を家族同然に扱い、きちんと供養して大切にすること

・伯父についてはこちらの話は理解できるが、言葉が不自由になっているので会話は難しく、姿も昔とは大きく違ってしまっていること

・伯母が亡くなったことも伝えるつもりはなく、コロナの感染者も増えてきて、施設にも負担になるので伯父の訪問も遠慮してほしいこと

・わたし(ちぃ。)も、もうご連絡を頂いても、お力になれることはないこと

 

きちんとはっきり書いた。

 

翌日「わかりました。今まで、姉夫婦に献身的に尽くしてくれてありがとう。」と返事が来た。

 

 

まだ、伯父の作品の片付けがあるけれど…

 

やっと本当に終わった。と思う。