葬儀の後は、従弟たち伯母たちみんなを見送って、また、伯母を連れて、母と姉伯母の家に移動した。
伯母を祭壇に安置して「やっと落ち着けます。しばらくは、ここでゆっくりしてください。」と手を合わせた。
その日は、お風呂に入ると、そこで寝そうだったけど、両親と姉伯母とお疲れさま会をしました。
その時「もう妹さん夫婦とは、一切関わらないように!」と言われ、そう言っても、そういうわけにもいかないのよね…。と思ったけど、この機会を逃すと、いつになるかわからないので、ここで一旦区切りをつけることにした。
翌日のお昼ごろ、父に空港へ送ってもらい、再び、お土産を爆買いして帰ってきた。
夕方、家に着いたら、もうクタクタだったけど、洗濯して、寝落ちて、目覚めて洗濯して、寝落ちてで日付が変わりました。
翌日の午後、伯母が最後にお世話になった老人ホームに電話をしました。
お世話になった施設長さんに、わたしの実家でちゃんとお経をあげてもらい葬儀が済んだことを報告すると、施設長さんは涙声で
「ああ!そうでしたか。よかった!本当に寝ているようで、起こせば目が開くんじゃないかと思ったのに…」
と仰っていた。伯母が亡くなる数日前に、コロナ感染者が出たが、その後、施設長さんも感染して大変だったらしい。
だから、葬儀に来れなかったとのことだった。
妹さん夫婦からは、お礼の電話の一本も来ていないらしかった。
「伯母のお顔を見た時、寝ているみたいだったので、ショックや悲しみをあまり感じなかったんです。大切にお世話していただいていたんだとすぐにわかりました。ありがとうございます。」
改めてお礼を言って電話を切った。
すぐに、伯父と私の名前で、お礼の手紙とお菓子の詰め合わせ、トイレットペーパーやティッシュペーパーをケースで1箱づつ送った。
こんなことでは、みなさんにして頂いたことの埋め合わせには、全然ならないけれど、こちらの気持ちを伝えたかった。
これで、最後の尻ぬぐいが終わった。
もうひとつ。
伯母を迎えに行った時に、もなかを頂いたので…お土産と一緒に両親から辞退があった旨の手紙を書いて、妹さん夫婦から預かった香典袋を送り返した。
そして、葬儀の様子や遺影に使った写真、伯母が入る予定のお墓を撮った10枚ほどの画像をまとめて、「もうご安心ください」とメールで報告をした。
すると「ありがとうございます。大変ご迷惑をお掛けしました。」と、お礼のメールが来た。
本当に迷惑!!
これで、妹さん夫婦の尻ぬぐいは全て終わった。
もう連絡を取らなくていい。
これから先、妹さん夫婦とはまた新しい局面を迎えるかもしれないが、それは弁護士さんに任せることにします。
やっと、妹さん夫婦絡みでの、わたしがするべきことが終わりました。