空港に到着すると雨が降っていた。
空港に父が迎えに来てくれて、そのまま母と姉伯母の家に向かった。
丁度いい台に、ちゃんと白い布を敷いて、花とお菓子を用意して、伯母を迎える準備をしてくれていた。
ちなみに、妹さんから頂いた もなかは、重いのでわたしの家に置いてきた。
葬儀は明後日。
今日は、それぞれの報告と段取りの確認。
わたしからは…
〇埋葬許可書はちゃんともらってきた。
〇伯母を迎えに行った際、妹さんから香典袋を預かった。
でも、両親は「それ、返しといて」と手にも取らなかった。
両親からは…
〇戒名はお寺さんにお願いしたこと。
〇何人かの親族が参列してくれること。
〇葬儀後は自宅でお弁当を食べて終了。
〇親戚の石材屋さんに墓誌をお願いする。
〇四十九日の納骨もお坊さん頼んだ。
後から知ったことだけど伯母はたくさん病気もしていたり、認知症にはなったけど…
90歳過ぎるまで、自分で歩いて、自分でご飯を食べていたので、伯母は伯母の人生を全うしたのだと思う。
でも、最後は淋しかっただろうから、わたしたち親族みんなであたたかく伯母を送ろう。
ということになった。
もう、この日はお風呂に入ったら、わたしは安心したのと疲れたので即電池切れでした。
記憶が無い。
でも、姉伯母が寝る時に「〇〇さん(伯母)もう寝よっか」って遺骨に声かけてたの、微笑ましかった。
翌朝、わたしが一番最初に目を覚ました。
朝9時。
年寄りたち、よく寝る!! イキテル?
しかも、ビールを飲んだから、夜にトイレに起きた回数はわたしが一番多いかも!!!
支度をして、供物のお菓子や花を調達しながら昼頃に実家に戻った。
この日は、昨日のしとしと雨から、暴風時々雨で、車の扉を開けると持って行かれるし、閉まらないくらいの強風。
しかも、寒い!!天気予報には、雪マークがついていた。
まずは、ストーブをつけて、すぐにわたしは携帯の画像フォルダから、前の老人ホームで撮ってもらった(遺影用の)写真をちょっと大きめに印刷して遺影にした。
これ、元気なうちにちゃんと撮っておくの、とても大切だと思う。
伯父のも探してみたけど、マスクしているか、何か食べてる画像しかない…
その間に、父は明日の会食会場になる部屋のお茶セットやテーブルやイスの準備をしていた。
母と姉伯母は、この強風の中、明日来る親戚に持たせる、山菜を知り合いにもらいに行ったり、知り合いの畑に野菜を取りに行ったりした。
今回、香典は誰からも受け取るつもりはないけど、来てくれた親戚を手ぶらで帰すことはできないらしい。
わたしも、お土産のお菓子買ってきたから、それも一緒に渡してもらおう。
昨日も今日も、ホタテの稚貝や三つ葉の卵とじのお味噌汁が美味しくて、たくさん飲んだせいか…
(いえ、ビールとお茶割のせいだと思います)
その夜も、わたしは即寝落ちして、夜、トイレに何度も起きた。
きっと伯母さん「わたしだって、そんなに何度も夜中に起きないわよー!」って笑ってると思う。