やっと、姉伯母も介護認定を受ける方向に動き出したが、傍から見ていると、母も父も姉伯母も危機感がない。
よくよく聞き取りをしてみると、母は姉伯母が自分の身の回りのことができるかできないか把握していない。
出来ないと思っていないから、きちんと見ていない。
そして、両親はお互いに「父がいるから」「母がいるから」大丈夫と安心しているが、実は、三本の割りばしを△に渡した上に3人の生活は乗っているようなもの。
でも、伯母の割りばしは支えているようで、もう折れて浮いている。
もし父か母のどちらかが欠ければ、支えることが出来ずにすぐに落下してしまうというのに、見て見ぬふりをしている。
デジャブかと思ったけど、
これは、伯父伯母と伯母の妹夫婦と同じではないか…
兄弟姉妹を見ていると、母の父方のDNAは血圧が高く病気がちで80歳を超えられないかもしれない。
それに対して、伯父の父方のDNAは、大きな病気はせず、認知症になって長生きだ。
姉伯母は、伯父の方だ。
まだ数年寿命があると思う。
下手すると10歳年下の母の方が先に亡くなるかもしれないし、亡くならないにしても、母が病気にかかって入院したら、父1人で病気の母と認知症の姉伯母の世話ができるわけがない。
姉伯母が一人残っても、ムリなのに…
そうなると、私に頼ってくるのは目に見えてる。
だから、そこを
潰しておくのです!
今のうちに
潰さねばなりません!
誰のためでもありません。
私自身のためです!
母に、両方の自治体に電話をして、姉伯母の介護認定を受けれるようにお願いしたので、連絡が行くと思うから、日程を決めて受けてください。と連絡した。
意外にも母は「よかった!」と言い、このところ酷くなった伯母の認知症が原因と思われる気になる言動や、足腰が弱ってきたことをしゃべりまくっていた。
なんで、そんな状態なのに何もしてないのよ?
姉伯母は母より背が高くて10㎏重い。
足腰が弱って、トイレが間に合わなくて失禁した場合、姉伯母の失禁の世話ができるの?
日に何度も失敗された時、何度もひとりでお風呂で姉伯母の体を洗い、何着もの衣類を洗濯することができるの?
あの姉伯母のことだから、リハビリパンツなんて履いてくれやしないよ?
母は年に数回、同級生と泊まりで出かけることを楽しみにしているけど、何もしなければそれにも行けず、動ける認知症の監視と世話で24時間、目が離せない生活になるよ?
どうしようもなくて、入院させようと思っても、面倒を見られないという理由では入院できないよ?
では、ショートステイを利用したいと思っても、入院と違って、最初はデイサービスで通って場所に慣らして、やっとショートステイも利用できるようになるから、これから介護認定なら早くて半年くらいかかるよ?
と、私の経験で散々脅しておいたので、最初は抵抗感があったようだが、介護認定を受けてくれると思う。
でもこれは誇張ではなく、この先、いつか訪れる未来の1パターン。
それから、父にも協力してもらう必要もあったので、介護認定を受けるよう連絡をした。
すると父の口からも、伯母の認知症が原因と思われる気になる言動と、階段の上り下りの心配が溢れてきた。
あんたら、不安だったんでしょ?
で、誰にも相談せず、見て見ぬふりしてたんでしょ?
わたしが電話で伯父の話をしていたの、他人事のように聞いてただけか?
年明けになるだろうか…介護認定が下りて、ケアプランの作成の時に、一度、姉伯母と別宅の様子を見に帰らなくてはいけないかなぁ…
姉伯母はきっと、介護認定の時にがんばって、出来ないこともできますアピールしてしまうんだろうな…。
それ以上にポンコツな母の「私こんなにやってあげてます(褒めて)」アピールと、「姉はそれ出来ます!それも出来ます!!」って横やり入れるの想像つく…
介護で以外にも敵は身内だ。