伯母の転居から3日経った。
わたしは疲労感が酷くて、2日は何もする気がしなくて、ほぼ横になって過ごしました。
午後になって、伯母がいる老人ホームに電話をかけてみた。
持って行った荷物で不足はないか、保険証など書類の不足はないか、伯母の様子はどうか…
伯母の体調は安定している。とのことだった。
大声を出したり、スタッフに抵抗したりは無いけど、落ち着かず10分と座っていられないらしい。
トイレも近くて、リハビリパンツを履いているけど、しっかり脱ぐことができず服を汚してしまう…
リハビリパンツの意味よ…
足腰が弱っているので、立ち上がったり歩き回ってしまうと、転倒が怖いとのこと。
今までもよく転倒して、顔に青あざ作ってたいけど…
落ち着くまで、スタッフさんにご迷惑かけちゃうな。
早くリラックスして、1日中テレビの前でウトウトしていてほしいです。
( あ。食事が取れてるか、聞くの忘れた… )
すると「みなさん慣れるまで何かしらあるものですよ。こちらに遊びにくることがあれば、気兼ねなく来てくださいねー!」
と仰ってくださいました。
はい。伺います。
同じ日に、伯父の老人ホームからもLINEがきた。
1日に数回、スタッフに伯母がいないことを訴えてくるので、都度説明してくださっているようです。
また、当日は夜に部屋から出てきて伯母を探して徘徊したり、事務所に居座ったりしたけど、翌日から眠っているよう。
伯父は伯母以外に、怒ったりしません。
元々、納得いかないことは、相手に否定的なことは言わず、何度も同じことを繰り返し聞いて、相手が折れるのを待つ。という方法で自分の不快感を伝えます。
案外、認知症で忘れたから、何度も聞いているのではなかったりする。
きっと、伯母がどこに行ったのかを聞きたいのではなく、伯母を連れてきて欲しい。もしくは、伯母のところに行きたいということなのだろう。
こういう時、認知症は都合よく働いてくれない。
ひとりになったふたりの様子は、今のところこんな感じで…
受け入れられなくともお互いが居ない生活に慣れなければいけません。
この本人たちに相談の無い別れに納得できません。
でも二人とも、子どもがいないことを自覚して、お金以外のことも早くに準備していれば、こうならなかったのにな…という気持ちがあります。
病気になって判断力が無くなった時、ちゃんと自分のことや家族のことを考えて動いてくれる人が、自分のすべてを決める権限を持つとは限らない。
こういう状況になってしまっては、もう誰にもどうにもできない。
現実は、ドラマのような結末にはなりません。
伯父と伯母は、いつか会えるのかな…