今年もたくさんの方に見に来ていただきまして、
ありがとうございます。
というか、こんな独りよがりな備忘録が、
少しはお役に立てているでしょうかー?
お目汚しでしたら、大変申し訳ありません。
さて…
今年、伯父や伯母に会えたのは、5月末のガラス越しの面会と、7月末の伯父の介護内容の打ち合わせと、12月はじめの健康診断の時だけでした。
ふたりの記憶に残らなくても、毎月、消耗品のお届けや、おやつを持っていったり口実を探して、ガラス越しの面会をしたら良かったかな?という気持ちと、でも、職員さんの負担が増えちゃうな…
という、複雑な気持ちです。
入居して半年後には、電話の使い方を忘れてしまっていたふたりなので、予想以上にガラス越し面会は困難でしたから。
みなさんは、どのくらいの頻度で面会に行っているのかな?
去年の年末は新しい環境に慣れてもらうため、ホームで年末年始を過ごしてもらいましたが、今年の年末か年始は、一人づつ2日くらいわたしの家で過ごしてもらおうかと思っていました。
しかし、健康診断の時の様子を見ると、全くわたしのことを忘れてしまっている事と、見知らぬ家の慣れない環境がふたりには負担になりそうだったので、悩みつつ諦めました。
あとは、なんとかリハビリパンツの交換や入浴介助できるかな?と思っていましたが、以前と違ってわたしの肩につかまって立っているのも怪しい感じで、我が家には手摺りなど無いので転倒が怖いし、万が一、環境が変わって帰宅願望が復活して、玄関から外に出てしまうのも怖いです。
外に出て転倒とか階段から転落とか、最悪だ…。
その上、コロナ禍でイベント関係の仕事をしている上の娘の仕事が無く、収入が少ないのでカラオケボックスのアルバイトをしていて、それが年末年始もあるので、やっぱりコロナ感染が心配。
伯父伯母に会うときには(幸い現在わたしは専業主婦なので)1週間前から外出も控え、娘との接触も控えて会うようにしていますが、それも難しく、今年の年越しもホームにお願いすることにしました。
体が元気で認知症になった伯父伯母を看ていて、ふと祖父母のことを思い出す時があります。
わたしの祖父母はふたりとも70歳くらいで脳梗塞や脳出血をおこして、そこから徐々に寝たきりになり、祖父はわたしが3歳のころ、祖母はわたしが中3の時、ふたりとも78歳で亡くなりました。
最後の数年は自分で起き上がることはもちろん、寝返りも、自分でご飯を食べることもできませんでした。
祖父祖母は、認知症ではないのに体が動かず、どんなにつらかっただろうと思います。
祖母は、知識のない母と中学生の私での自宅介護で、栄養不足と床ずれとの闘いでした。
水商売をしている両親の代わりに、祖母は入学前まで私の世話をしてくれました。
小学校1年生の頃に祖母が倒れ、その時、母に「あなたが言うことを聞かないから、おばあちゃんが病気になったのよ!」(実際は違った)と言われたのもあり、祖母の体がだんだん不自由になっていき、子どもだったとはいえ、ちゃんとお世話してあげられなくてごめんなさい。という気持ちでいっぱいになって、思い出して涙がとまらなくなるときがあります。
ホームヘルパー2級(現在の初任者研修)の資格を取る時に、介護施設での実習で「おばあちゃんに、こんな風にしてあげられたら…」と思って泣きそうになってしまい、それが資格を取ったものの働けない理由だったりします。
わたしは、今で言う「ヤングケアラー」でした。
普段は夕方になると、両親はいないので、私が祖母の面倒をみます。
ちなみに12歳下の妹もいました。
祖母が体調を崩したら、個室に入院させ、完全看護の病院ではなかったので、夕食を食べさせ、夜の寝返りをさせ、朝食を食べさせるために、わたしが病院に泊まって、そこから学校に通っていました。
祖母はうなずくだけでしたが、わたしは学校の事、好きな音楽のことを毎日話していました。
母はお店に行く時に、病院に妹を連れてきて、付き添い者用のベッドに寝かせ、お店が終わると妹だけ連れて帰りました。
わたしは、祖母の病室にただいま!と帰ってきて、宿題をし、翌朝、病院から学校へ行っていたので、入院中は何日か、まともに親に会わないこともありました。
夕食や朝食、昼食(お弁当)は、食べていたのかあまり記憶がありません。
が、今でも母が作っていた祖母の食事を思い出すと、全然カロリーもタンパク質などの栄養も足りてない。と思います。
母は、今もこんな感じのポンコツなのでね…
こんなポンコツに育てたのは、祖父母なのですが…
祖母が亡くなると、かわいい小さい妹だけいればいい。わたしは不要だと、使用人のような扱いを受けていましたので、がんばって勉強をし、実家に二度と戻らなくて済むように上京して、30年になります。
今後、両親をみる気はありません。
当時のことはもう昔のことだし、両親は若く、世の中のことを知らなかったので、どうしようもなかったのだと思っています。
わたしが逆の立ち場なら、わたしにさせていた大半のことは、わたしと夫のどちらかでカバーすると思いますが、親が自己中心的で未熟なのは、その子どもが一番知っています。
他にもわたしに対して数々のいろんな非常識な事を、言ったりやったりした両親ですが、今は孫をかわいがり、会いたがりますし、自分たちのしたことも忘れ老後を見てもらうつもりのようです。
しかし、伯父が亡くなったら、その後、関わるのは最小限にとどめたいので、直接看なくていいように、いろんなサービスはリモートで手配しようと思っています。
そのために、伯父伯母に関わってからの知識はとても役に立っています。
コロナの脅威が無くなっても、ずっとコロナを理由に行き来をやめたい。
ちなみに両親がかわいがった妹は、とっくに家族とは音信不通です。
彼女は、元気で楽しい生活を送っているのでしょうか?
だったら、それでいいです。