前記事のつづきです。
妹さんご夫婦のお宅へ着いて、ハロウィンが近かったので、BOX入りのお菓子の詰め合わせを渡し、コートを玄関で脱いで、アルコールで手を消毒してからお邪魔した。
そして、あまり長居できない旨を伝えた。
まず最初に話したのは、伯母の特養待ちの件。
一度、ラッキーにも回ってきた第三希望の市部にある特養の入居を断ってしまったし、要介護3で、資産があり、すでに老人ホームに入居しているので、順番は全く回ってこない。
世の中、お金もなく身寄りもなく、もっと困った状況にある人がたくさんいる。
でも、伯母の妹さんご夫婦は、それが理解できなくて、伯母も順番を待てば入居できると思っていて、役所の窓口に催促に行ったらしい。
もちろん、市部の特養をすすめられて帰ってきた。
なので高速道路沿いにあって、車で1時間くらいで行けるところを探して見学に行くと言う。
え?そこ、断ったのに?
みんな忙しいのに都合つけて、伯母の面談してくれたのに、断ったのでしょ?
それに、「そこなら、いつでも会いに行ける。」とか言って、やっぱりいつまでも運転する気でいる…
旦那さんに何かあったら、誰も面会に行けなくて、伯母はそこにひとりぼっちになってしまう。それを何度も伝えているのに…。
伯母が快適な生活から引き離されて、ひとりぼっちになっても、そんなに入居費を安く済ませたいのか?
だけど、最も勘違いしているのは、
伯母は一番安い月10万円程度で入居できると思っていること。
それは、すごく生活に困窮してる方が使える制度を利用した場合の金額よ…。
もし伯母名義の土地にマンションを建てて、収益を入居費の不足分に充てるため伯母の収入にしてしまうと、課税対象になるので、全く軽減措置はうけられない。
それでなくても、預貯金でひっかかるというのに…。
特養の大部屋なのに、今の老人ホームより高くなってしまう。
だから、前回の電話で名義や所有者、収益の予想額についても質問した。
その時は「電話で話す内容ではない!」と激高していたが、今回そう説明して、同じ質問をしたらやっぱりはっきりした返事は返って来なかった。というより、収入があると軽減措置が受けられないということに気づいて愕然としている。
えーーー
今更、そこを忘れてたとか言わないでね。
いろんなところに足を運んだり、呼びつけたり、たくさんの人の手を煩わせて、受け取った書類の内容を、都合よく歪曲してしまったのだと思うけど…
これは大前提のルールよ。
資産がある年寄りが、最低の料金で入居できるところなど、無いのよ。
結局、特養に入居できたけど、かかる金額が変わらないし、誰も世話できないじゃ、誰にも何のメリットも無い。
がっくりししながら、旦那さんは資料をだしてきた。
そして、元気なく「いろんな人に売却をすすめられたから、その場合のプランも作ってみた。」と言っていた。
あの…あなたに売却する権利はありませんよ?
長くなったので、つづきます。