先日、いつものように老人ホームからLINEが来た。
いつものように、美味しそうなごちそうの前でほほ笑む伯父と伯母の画像。
そして、「歯磨き粉とトイレットペーパーが無くなりましたので、お届け願えますか?」という連絡。
伯父も伯母も、総入れ歯だけど… 一応、歯磨きはしてるのね。
歯茎をマッサージするために、豚毛のやわらかい歯ブラシと舌磨きジェルと歯磨き粉を届けていたのだけど、すうっとして気持ちがいいのは、やっぱりミントの歯磨き粉よね。
そして、入居してすぐ夜間にトイレに行くと、自分のお部屋がわからなくなるので、お部屋にポータブルトイレを置くようになった。
共用トイレのトイレットペーパーは入居費に含まれているけど、個室用のトイレットペーパーは自腹。
なにより、ふたりともリハビリパンツ使用している(料金を取られている)けど、ちゃんとお部屋のトイレも使っていることがわかりました。
ちゃんと食べてるし、ちゃんと出してる。
それでいいです。
充分です。
でも、伯母の画像で少し気になった事がある。
入居の時に、詰め込み食べがあったので、食べる様子を見て、ひと口大に切ったり、食材の大きさを調整してもらうようにお願いした。
そのせいか以前はお箸が使えていたのに、最近はスプーンで食べている方が多い。
それは、ひと口大より小さく切ってあるからお箸でつかみにくいのか、それともお箸が使えなくなってしまったのか…
まぁ、入居前もお箸が使えたとしても、手で食べてたもんなぁ。
だから、道具を使って食べてくれるだけ、有難いんだけど…
あとは、伯父は、ちゃんとした幕の内弁当のような食器で食べているが、伯母は刻んだおかずでどんぶりになっている。
分かれた食器だとバランスよく全部食べられなくなったのかな。
それとも小さく切ってあるからスプーンで食べやすいようにしたのか…
どちらにしても、伯母は笑顔で美味しそうに食べてるから、それでいいのだけどね!!
連絡をもらって、日用品を老人ホームに届けると、まだ面会禁止のはずなのに「会って行かれますか?」と聞かれた。
実は、いつも聞かれてます。
だけど、わたしが届けるのはいつも、伯父が楽しみにしている午後のレクの時間帯なので、会わずに帰っています。
だって、面会しても伯父にとってわたしはすでに「おや?どちら様かな?」な人だし、そんな私と会っているより、もうレクに行きたくて行きたくて、そわそわして話するどころじゃないんだもん。
こうして会わないから、忘れられちゃうのよね。
でも、入居前は認知症がすすんできて、開いてるのに閉じてるような輝きの無い伯父の目が、キラキラしていたの。
レクをしてる広間に行く足取りもしっかりして、めちゃくちゃ早歩きだったもん。
何かに興味を持って日々過してるなら、とても有難い事です。
この生活を維持してあげたいな…。
最近、やっとコロナの新規感染者数は減ってきたものの、もう二度と伯父伯母と一緒にお散歩なんて、行けないだろう。と思っています。
入居後、こんなに会えなくなってしまうとは、思わなかった。
今年、下の子が小学校最後の運動会だし、子どもの居ない伯父伯母は運動会を家族席で見たことなんてないだろうから、連れて行きたかったけど…
それも難しいな。
ちょっとそれが心残りです。
これは100%わたしの自己満足だけど。
あぁ…
そろそろ介護認定の時期だし、健康診断とインフルエンザの予防接種をそれぞれの自治体に問い合わせて、受ける準備をしなくては…。
また、一方的にでも、ふたりに会えるといいな。