今日は、半年前に予約した既往症の定期健診でエコー検査を受ける日。
予約した時間が早いから、駅で待ち合わせしたいが…
前回のように診察券しか持ってこなくて、また家に戻ることになるかもしれないし、もう間違いなく、顔も洗わず、昨日お風呂上りに着せたパジャマのスウェット姿で現れるだろうな。
久しぶりに通勤時間帯に電車に乗り、伯父のところへ行った。
家に着いたら、やっぱりパジャマのスウェットのままだった。
昨日、診察券が保険証ケースに入っているのを確認したけど、やっぱりない。
20分後に出ないと…。
ダッシュで服を出して揃えた。
スラックス、チェックのシャツ、ベスト、靴下、ベルト。
「えー。このままでいいんじゃない?」
「今着てるこれ、パジャマですよ。温かいんですけどね。パジャマで外を歩かないでしょう?」
「えー?パジャマなの?」
「はい。(昨日はそれ着て寝たんでしょ?)」
時間のある時はいいんだけど、時間の無い時にドリフのコントは、笑えない。
「ヒーター入ってるから温かいですよね?じゃ、もうパジャマの上下を脱いでください。」
スウェットのズボンを履いたまま、スラックスを履こうとした。入れ歯の時と、同じ。
「伯父さん、スウェット脱いでから、ズボン履いて~」
伯父の一番危険なところは、バランスが取れないのに、こんなのササっとできますよアピールで、飛び上がるようやろうとするから転びそうになる。
ズボンを脱ぐときも、履くときも、ちゃんと足が入っていないのに、引っ張って脱ぎ捨てようとしたり、上にあげようとする。靴下も同じ。
そのうち、両足あげてひっくり返るんじゃないだろうか?
冗談でなく…
「ゆっくりでいいよ~(ズボンを踏んだまま片足で立ってるので、肩で腰を支えながら手伝う)」
やっぱり、踏んだまま無理に引き上げようとして、よろける。
この家、椅子が無いから買おうとしたら「邪魔だから」って言われた。絶対に必要なのに。
ズボンを上げながら、おもむろに、スウェットのトレーナーの裾をズボンの中に入れた。
「伯父さん、上も脱いで~。チェックのシャツ着ましょう。」
「えー。このままでいいんじゃない?」
「うーん。まぁ、昨日着た服だから、別にいいけど… どうする?」
トレーナーを脱いで、チェックのシャツを着る。なんとかボタンは閉められた。
「はい。少し風が冷たいので、次はこれを着てください。(ベストを渡す)」
なんとか着替えができたので、歯を磨いて顔を洗って来てもらった。
診察券は、スウェットのポケットに入っていた。
そして、服を着る前にしていたマスクをどこかに置いてきた。
この間店主の話を延々と聞かされる服屋で買った、ジャンバーを着せて、駅までテクテク歩いて、タクシーで病院まで行き、受付を済ませたのは、エコー検査の45分前。
受付票の指示に従い、採血室へ行き採血を済ませた。
検査のフロアは人が少なくて、いつもは30分くらい待たされるのに、5分で呼ばれて、すぐに終わった。
止血してようだから、まだ予約時間には30分あるけど超音波検査室へ。
また、すぐに呼ばれた。
伯父を技師さんが迎えに来てくれて検査室に入っていった。
んー。
なんかちょっと遅いんだけど…。
ドアが開いて、声が聞こえた。
「今日、採血は終わりましたか?」
「サイケツ?サイケツって?」
「血を採りましたか?」
「取ったかな~?」
「(おいおい!!)採血終わっていまーす。ありがとうございます。」
伯父は、シャツの前がはだけて、ベストを手に持っていた。
私が技師さんにお礼を言うと、伯父はそのまま前がはだけた状態でどこかに行こうとするので止めて、座って服をなおすように言った。
なんとかボタンは閉めた。
ベストを渡すと…
「まったく!これ、なんなの?」
ベストは…穴がたくさんあるから、どこから頭を入れればいいのか分からなくなっていた。
今年の初めに会った時は、伯父は自分で選んで、こんな服装をしていたのにな…。
それに、つい30分も経たないうちに採血したことも、忘れてしまっていた。
会計が終わる事には、今日、検査してことも忘れちゃうのかな?
家に帰ったら、病院に行ったことも忘れちゃうんだろうか…。
それにしても…
こんな急激に記憶できなくなることある?
来週の認知症検査でMRIがあるんだけど…
ラクナ梗塞が増えてたり、もう、これは脳梗塞です。とか言われるの覚悟した方がいいかな。