今回は議事録のように淡々と簡潔に書きたいのに…
感情がたっぷり入ってしまうし、長くなってしまいました。
伯父伯母に関わるようになったのは、去年の11月末から…
コロナ禍は時間の流れが速いから、あっという間に1年になってしまいそうです。
今年の3月くらいから、伯父伯母を訪ねる時は2週間くらい前から買い物も外出も控え、先に入っていた友達との約束をキャンセルしたり…
優先するため楽しみを奪われる生活が続いています。
もう、なんの楽しみもない生活に、疲れてきましたね。
早く、決着付けたい。
今回は、親族の話し合いを受けて、伯父の後見人である弁護士さんにも参加していただくことになった。
最初にふたりの現状について確認をしたのですが、伯父の認知症が急速にすすんでいると思われるエピソードは、参加者全員がひとつやふたつ持っていて、そのどれもがため息が出ちゃうくらいの困り具合…
わたしは最初からなるべく早目にふたりで、老人ホームに入居してもらいたいと思っていた。
それに、妹さんご夫婦も高齢なので、これからは伯父伯母を心配しなくていい生活を送ってほしい。
今まで、どれだけストレスだったろう…。
ただ、やっぱり問題は 入居費用。
私が見学に行った老人ホームは良心的な金額だけど、年単位になるとそれなりに資産が必要。
伯父が伯母のために積み立てた、伯母名義の保険を解約すれば、ふたり分の入居費は5,6年分賄えるし、ふたり名義の家と土地を売却すれば、充分調達できる。
しかし、その入居のための費用調達に苦慮していた。
身内が後見人になって資金管理した場合、あるあるで…。
ふたりの老後資金を、なかなか出してくれません。 財布の紐が固すぎる…。
伯父が伯母のために貯めたものですが、相続の可能性があるまとまった金額を預かってしまうと、取っておきたくなる気持ちもわかります。
伯父は、伯母と同等の充分な老後資金があったのに、複数の詐欺に会ってほとんどを取られてしまい、今、後見人に付いて下さっている弁護士さんが取り戻してくれましたが、1/5程度と思われ…。
詐欺に会ったことが発覚して取り戻すまでの預金ほぼゼロの間、伯父は年金と工芸品のレンタル料で、毎月の光熱費、ふたりの食費、生命保険、家の固定資産税などを支払っていました。
もちろん働いたことのない伯母のデパートで買った大量の服も高価なテーブルクロスやオーダーメイドのカーテンも、料理をせず毎日デパートで調達した食事も…長年、伯父が朝も昼もなく働いて支払ってきた。
たぶん、伯母の年金には全く手をつけていないと思う。
そこで、とうとう弁護士さんから、言われました。
それぞれの親類からの
支援云々の前に、
夫婦は扶助義務があるので、
それぞれの入居費用は
お互いの預金、積立保険などで
賄うことが前提です。
この預金や保険は旦那さんの
収入で残したものと思われます。
それらを使い果たして、
足りない場合は親戚の方々に
お願いすることになります。
が、まずはご夫婦がお持ちの
現金化しやすい保険を
解約するなどして
入居資金に充ててください。
それが、順序です。
家庭裁判所の方にも
そのように報告いたします。
これで、やっと心配せず老人ホームの入居手続きをはじめることができます。
しかし!
妹さん夫婦は「自分たちも自宅近くの老人ホームを探してみたい。斡旋してくれる団体を紹介されたから、見学に行きたい。」と、言い出した…。
わたし、お年寄りに対しては、寛容な方だと思うんですが、久しぶりに身をよじって、
もぉーーっ!!
ってなりそうでした。
弁護士さんの方向からは、ピキーーーッ って音も聞こえてきた気がする。
それ!1か月前の話し合いでも、同じことを言っていたのに、まだ、見に行ってなかったんですか!?
でも…
ご自分が入居することを想像しながら、いろいろ見学してくるといいと思います。
申し訳けないけど、その年齢で老人ホームの種類だとか、近隣の相場とか…そういう知識が無いのは困ります。
この辺りの老人ホームは恐ろしく高いですよ!!中古のファミリータイプのマンション買えますよ。
できれば、お子さんにも相談してください。困るのはきっと、子供の方です。
伯父と伯母のことで自分たちは関係ないと思っていらっしゃってるようですが、伯父と大して変わらないお年なのですから。
なんとか、最初の山はクリアできた気がする。
まぁ…山頂に着いてみれば、この山は山脈の入口だと気づくんですけどね。