次は、伯父伯母を交えて、今後の支援について

本人に確認しながら話し合う。

伯父と伯母が着席し、包括支援センターの課長さんが

 

ニコニコ:「姪っ子さんが来てくれるようになって

   おうちの方は片付いてきているようですね。

   今までは、奥様だけデイに行ってましたが、

   これからは、旦那さんの生活もお手伝いさせてください。

   何が必要か、みんなで話し合いましょう。」

 

というと、いつもの通り伯父は拒否する。

 

おじいちゃん:「なにも不満はないのよ。」

 

ニコニコ:「でも、今、おふたりで暮らしていて、

   奥様の身の回りのお世話が大変ですよね?」

 

おじいちゃん:「いや、やろうと思えばできるのよ。何でも。」

 

ニコニコ:「今は、姪っ子さんが来てくださっているけど、

   姪っ子さんも遠いし、お忙しいから、いつまでも

   通ってこれないんですよ。」

 

おじいちゃん:「え?そうなの?

   なんでもやろうと思えば、自分でできますよ。」

 

「認知症」って病名…

 

本当にその通りだ。

 

認知ができなくなるんだ。
 

そして、支援を拒否してしまう。

 

ニコニコ:「そうですか。

   ただ、ちょっと家の中に工芸品の作品が多すぎて、

   生活スペースが圧迫されているでしょう?

   今後のことも考えると、姪っ子さんに

   協力してもらって、少し処分していきませんか?

   通路が狭いと、つまづいてもいけませんし…」

 

おじいちゃん:「そうね。作品は子供のようなものだけど、もう、

   大切にしてくれるどなたかに差し上げてもいいと

   思ってるの。」

 

ニコニコ:「作品が片付いたら、北海道の妹さんのところへ

   行けそうですかね?」

 

おじいちゃん:「うんうん。あとは妻の生活に不自由が無いならば、

   わたしは、どこでもいいのよ。」

 

きっと、課長さんの話に合わせただけで、伯父の本心じゃない。

でも、上手に合意を引き出してくださったおかげで、

伯母が安心して生活できる支援に、話をすすめることができた。