1月中旬の親族同士での事前打ち合わせの話。

 

全員が伯父伯母の生活について同じ認識であることを

確認した時点で、包括支援センターから意見が出された。


「これから、生活支援について話し合うのですが、

 どれだけ支援を入れたとしても、何年もその生活を

 維持することは難しいと思います。

 ですので、これらの支援も期間を区切る必要があります。
 その流れで、最終的にどこに落ち着くことになるのかも

 考えた時、私たちは奥様に特養への入居が相当だと

 思います。いかがでしょうか?」


そこで意見が分かれた。

母は最初から、二人まとめて最後の面倒をみるつもりでいた。

(最終的には、私の助け有りきだと思う。)

もう、あの家に二人を置いておくわけにいかない。
今なら空きがあるし、費用も首都圏の半分程度だから、
田舎の病院に併設されてる有料老人ホームに

2人揃ってきてほしい。
子供がいない兄弟姉妹も多いから、その配偶者も
みんなが入れるよう「集う」と彫ったお墓を作ったので、
伯母も一緒に入ることができます。

と提案した。

包括支援センターの方も、ケアマネージャーさんも

「それはいいですね!」と言ってくれたけど…

 

たぶん、自分たちは楽観的に考えてたのに、

こちらが準備万端なのが気に入らなかったのだろう。

伯母の妹さん夫婦(主に旦那さん)は、猛然と拒否した。

 

姉はうちで引き取って、世話ができなくなったら、
特養も申し込むかもしれない。
姉はずっとここに住んでいたんだから、

ここに居る方が幸せなはず。
別に、この年齢なんだから、

夫婦一緒にいる必要もないだろう。

亡くなったら、私の方(地方)の墓に入ればいい。
伯父さんは、どうぞそちらで。

えぇーーー!?

 

お洗濯だけで… しかも伯母のものの洗濯だけで、

1カ月経たずに無理だと言ってきたから、

今日の話し合いになったのでしょ?

食事の世話は、毎日になっちゃうから、

手を出さない。と言っていたのに、引き取ると?

 

引き取った後、どなたかが体調を崩すと、

息子さん娘さんにまで、巻き込みかねないので、

軽々しく「引き取ってもいい」など言ってはいけない。

何より、もう世話できません!となって、申し込んでも

すぐに入れないんですよ!
と、言っても 妹夫婦は現状を理解出来ないようなので、

次の話し合いで参加する専門家の話を聞いて

判断してもらうことにした。

墓のことは思い付きだろう。

 

この時点で、妹さんご夫婦は、伯母も伯父もそれなりに

身の回りのことを自分でできると思っている節があった。

それは願望であって、現実ではないのに。

これから、できないことの方が増えていくのに…

人が死ぬほど老いる状態が、わかってないのだろう。

寝たきりになった時、どれだけ大変かも…

 

でも、伯母の後見人になっているので、

そうすると言うなら、私たちにはどうしようもない。