今日はおすすめの映画と、私のお産の話を少々。
11月11日から、『1%の風景』という映画が公開されます。
私は3人子どもがいますが、2番目・3番目の子を
映画の舞台にもなっている「みづき助産院」で出産しました。
きっかけは、一人目(長女)のお産経験から。
30歳くらいには結婚するのかもね~
子どもはいつか生むのかな~
くらいで結婚、その後の妊娠・出産について
何も考えていなかった当時の私。
妊娠がわかると
家から近い所・(出産費用が)安いところで!
と深く検討もせず近所の産院を訪ねました。
70代くらいのおじいちゃん先生の産院で、
話を聞くと、前年にお産の取り扱いは
辞めてしまったとのこと。
妊娠中の検診はそこで受け、
出産は総合病院(市民病院)
で行うことで話がまとまりました。
(あとから思えば、
この決定が後悔を生むことに・・・)
妊娠を機に
た◯ごクラブとかの有名雑誌から
会社で支給された育児雑誌
漢方・東洋医学・食養生・
助産院でのお産について書かれた本まで
あらゆるものを読みました。
そうしているうちにだんだん
「(私の)病院で提案されている方法って、なんか嫌かも」
と思うように。
どこかふわふわ他人事だった妊娠出産が
ようやく自分ごとになったんですね。
↑
遅いわ
とはいえそこから病院を変えようとか
助産院にしようという程の決定打も行動力もなく、
なんかモヤっと、けどこのまま行くしかないか・・・
くらいで時間が経過しました。
いよいよ迎えた出産。
予定日をかなり過ぎていたので、
「このまま生まれなければ
明日入院して促進剤を打ちます」
と言われていた前夜のことでした。
その日は同日・同時間帯のお産が多く
完全に準備ができるまで待機室のベッドで待ちます。
検診してまだだと分かると
「ベッドに戻ってください」
の繰り返し。
しかも先生は名前も知らない初見の人。
分娩台へ行き待機室へ行き、
次はこちら~
こちらへ~
と、なんだかベルトコンベアに載せられたような気分に。
初めてでわからないことだらけの上に、
痛みで辛い。
妊娠は病気でないとは言え、医療行為を伴うことも
想定されている中での緊張感。。。
不安な気持ちに寄り添ってもらえたらと
すごく感じたことを覚えています。
どうして「わたし」のお産のはずなのに
病院やお産が重なった人の都合で
動かなくてはいけないんだろう
従うしかできないんだろう。。
初めは病院の体制や方法に怒っていましたが、だんだんと
なんで自分で選ばなかったんだろう
選べたはずなのに・・・
という気持ちに変わりました。
入院中は助産師さんが丁寧にケアしてくださったり
同室の人達(子どもの誕生日が同じ人ばかり!)
と仲良くなれたりと、
個別に良い思い出はありますが
病院という枠・制度のなかでのお産に
私の思うものを求めるのは違うんだなと。
次にお産の機会があるなら、二度と病院では生むまい
と心に決めた出来事でした。
少々って言っておきながら
全然終わらないー。
話の続きと、助産院については次回に。