昨夜は夫に誘われて、映画を観ました。
夫が、今日はどうしても一緒に観たいとのこと。
彼は何度か観ているようですが、最初映画館で見たときには、衝撃でしばらく立ち上がれなかったのだとか。
私も気にはなっていたけども、観るタイミングを逸していました。
で、どうだったかと言うと、、
はい。良かったです。
私が強くメッセージとして受け取ったのは、
人生って、本当に一つひとつの選択の積み重ねなんだな
ということ。
ここからネタバレしますので、不要な人はスルーで。
主人公のすずは、広島に住んでいる女の子。
時代は昭和初期、戦前〜戦後の日本です。
すずにお見合いの話が持ち上がり、呉へお嫁入りします。ちょうどそのあたりから空襲が始まり、食べ物も配給や徴兵が始まります。
ある時義理の姉の子どもと出かけて空襲に遭い、
空襲後の不発弾で子どもを死なせてしまいます。自身は右手を無くしたけども、助かった。
呉の空襲が酷く、(右手を無くして家事が出来ないため)家に居づらくなっているところへ、広島から妹がお見舞いにきます。
「呉は空襲が酷いし、広島は安全だから、広島帰って来たら?」
と。
それが昭和20年8月頭です。
すずも広島へ帰ることを決意し支度をしているところ、
右手の通院の予約や汽車の切符が取れないなどが重なり、出発が8月6日の朝に。
出発支度中に義姉と話をして、
何か思ったのか「やっぱりここにいさせてください」
と話した直後に、爆風と大きな雲が上がる、、、
↑
広島の原爆投下ですね。
その後も終戦後の様子が描かれていますが、、、、
観終えて思ったのが、
ひとつの選択が、運命を分ける
ということ。
嫁入りが広島市内だったら・・
不発弾の側にいたのが義姉の子ではなく自分だったら
広島へ帰るのが少し早かったら、、、、
戦争中の選択は、ひとつが直に自分の生き死ににつながっていきます。
ですが
日々の決断や選択が積み重なって全く違う結果になっていく
というのは、いつの時代でも変わらないんじゃないでしょうか。
すずは、自分はのんびりで気が回らなくて、なーんも考えていなくて・・・
と自己評価していますが、ちゃんと自分の感覚・勘で選んでいると感じました。
あなたは、選べているだろうか。
もちろん
市民から見た戦争、反戦のメッセージ、
その他すずちゃんのかわいらしいやり取りなど見どころはたくさんあります。
お盆を過ぎましたが、まだ8月です。
今のあなたがあるのも、ご先祖様のひとつひとつの選択の結果です。
そう考えると、、、感謝しかないですよね。