7日間


38.5度前後の熱が出続け



ちょうど感染者人数が急増してたのもあってか



持ってきたわずかなカロナールで


ひとりホテルで闘う日々でした





メンタルも限界で


ホテル内からリモート診察を受け


先生に励まされ


なんとか気力を持たせてたけど






このまま重症化するんじゃないか


重症化した時には間に合わないんじゃないかと



何回か

隣に死を感じた





両親に会いたくて

涙がでた




薬で熱が下がったタイミングで


なんでもないふりして実家に電話した




両親には

心配かけたくないけど



なにかあったら

兄には知らせないとならないから



枕元に

兄の電話番号だけ書いて置いてある







だんだん

息が深く吸えなくなってきて



エンディングノートみたいなの書いた方がいいかな



て思ったけど




部屋には小さな紙きれしかないし



余計気持ち落ちそうだから

やめた







肺炎を起こしてるのはあきらかだったし

胸になにかがつまってるみたいに

息がたくさん吸えなかったけど



私の場合

ゼーゼー

ヒューヒューまではしてなかったのが

まだわずかに

自分を信じられる微かな光だった


リモート診察でも

そう言われて励まされたし




そうして

なんとか乗り越えた発症10日目






ようやく熱が下がった