パトリックと飲んでまいりました。

パトリック
いろんなお話をしました。
ビジネス
カルチャー
アート
ネタは尽きない。
パトリックは
EUの教育機関のマーケティングで
仕事をしています。
僕も、カレッジでマーケティングをしている。
共通の話題が多い。
非常に充実したひとときを過ごしました。
さて、昨夜の続き。
Delegation
権限委譲は
どのように効果的に行われるか?
権限を与える時に
最も陥りやすい問題が
Authority と Responsibility
のバランスの不一致。
2種類あります。
Authority < Responsibility
Authority > Responsibility
まず
Authority < Responsibility
権限より責任を多く与えてしまった場合
結果として生じるリスクは
① プロジェクトの遂行の座礁
② 本人のストレス/コンフリクト
③ 部下の統率の失敗
が挙げられます。
ではひとつひとつ見ていきましょう。
① プロジェクトの遂行の座礁
権限が十分に与えられてないため
プロセスが滞ってしまう。
例えば、昨夜の例ですが
与えられたタスクを実行に移すのに
いちいち上司の許可が必要。
その上司が、実際の現場の問題を把握してない場合
往々にして、つまらないところで
許可が遅れてしまい
タスクの実行も遅れてしまう。
遅れるだけならまだしも
タイムリーなプロジェクトであれば
それがチャンスロスに繋がることも。
② 本人のストレス/コンフリクト
これは責任を負わされた人が
精神的に陥る問題です。
やらなければならないことを
自分のペースで勧められないことから生じる
ストレス。
これは非常に大きな問題に
発展する恐れがあります。
Demotivated
モティベーションの低下。
これは Man Power に於いて
重大な問題です。
モティベーションを失った人は
もはや大きなプロジェクトを進めることはできません。
エネルギー自体の低下が招く弊害は
根本的なパフォーマンスの低下に繋がります。
③ 部下の統率の失敗
権限のない上司に
部下は従わない。
これはもうひとつの
Man Power 問題です。
決定権のない上司のもとで働く部下も
ストレスを感じます。
なぜなら
部下も、せっかく進めたタスクを
直接の上司がゴーサインを出せないために
ボトルネックに陥り
Demotivated
を味わいます。
こうなってしまっては
上司に対する Respect は当然失われ
その上司も、効果的に
部下を統率できなくなります。
結果として、プロジェクトの座礁に繋がる。
Responsibility (責任)を与える以上
十分な権限を与えなければ
以上の弊害を招くことになります。
明日は、ぎゃくの
Authority > Responsibility
の弊害について
触れてみたいと思います。
つづく
