権限委譲 Part 2 | ロンドンで働く会計士のブログ

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昔、DJ & バンドマンだった会計士の日記

今日は、CAFE NERO で知り合った
パトリックと飲んでまいりました。



Patric
パトリック


いろんなお話をしました。

ビジネス
カルチャー
アート

ネタは尽きない。



パトリックは
EUの教育機関のマーケティングで
仕事をしています。


僕も、カレッジでマーケティングをしている。


共通の話題が多い。


非常に充実したひとときを過ごしました。






さて、昨夜の続き。



Delegation



権限委譲は
どのように効果的に行われるか?



権限を与える時に
最も陥りやすい問題が

Authority と Responsibility
のバランスの不一致。


2種類あります。


Authority < Responsibility

Authority > Responsibility




まず
Authority < Responsibility


権限より責任を多く与えてしまった場合
結果として生じるリスクは

① プロジェクトの遂行の座礁

② 本人のストレス/コンフリクト

③ 部下の統率の失敗


が挙げられます。




ではひとつひとつ見ていきましょう。


① プロジェクトの遂行の座礁


権限が十分に与えられてないため
プロセスが滞ってしまう。

例えば、昨夜の例ですが
与えられたタスクを実行に移すのに
いちいち上司の許可が必要。


その上司が、実際の現場の問題を把握してない場合
往々にして、つまらないところで
許可が遅れてしまい
タスクの実行も遅れてしまう。

遅れるだけならまだしも
タイムリーなプロジェクトであれば
それがチャンスロスに繋がることも。



② 本人のストレス/コンフリクト

これは責任を負わされた人が
精神的に陥る問題です。

やらなければならないことを
自分のペースで勧められないことから生じる
ストレス。

これは非常に大きな問題に
発展する恐れがあります。


Demotivated


モティベーションの低下。


これは Man Power に於いて
重大な問題です。

モティベーションを失った人は
もはや大きなプロジェクトを進めることはできません。

エネルギー自体の低下が招く弊害は
根本的なパフォーマンスの低下に繋がります。


③ 部下の統率の失敗


権限のない上司に
部下は従わない。

これはもうひとつの
Man Power 問題です。


決定権のない上司のもとで働く部下も
ストレスを感じます。

なぜなら
部下も、せっかく進めたタスクを
直接の上司がゴーサインを出せないために
ボトルネックに陥り

Demotivated

を味わいます。

こうなってしまっては
上司に対する Respect は当然失われ
その上司も、効果的に
部下を統率できなくなります。

 
結果として、プロジェクトの座礁に繋がる。



Responsibility (責任)を与える以上
十分な権限を与えなければ
以上の弊害を招くことになります。



明日は、ぎゃくの

Authority > Responsibility

の弊害について
触れてみたいと思います。



つづくドキドキ