で、パトリックに会いました。
試験終了後、一緒に飲みに行く約束をしました。
アメリカ人のパトリックとは
この教会カフェで出会いました。
とても品があって、アメリカ訛りもあまり強くありません。
「品がある」
これは、最近の僕のテーマになっています。
「品」こそ
一朝一夕で備わるものではない。
日々の生活、思想、すべての積み重ねから
滲み出るようになるものだと思う。
もちろん、だからといって
この今の若さで、落ち着こうなんて
思っていません。
ただ、落ち着いている
大人しい、というのが品ではない。
ましてや高価なものを身につけることで
得られるものでもない。
物腰が柔らかく
それでいて、背中にずしりと太い芯が通っていて
肝が据わっている。
そして高貴な思想を持っている。
これが僕の中での
「品格」です。
教会の隣の CAFFE NERO で
今日も初夏の日差しがテーブルに
格子窓の影を落としていました。
ペンを走らせている手をふと止め
グラスの水を
テーブルにできた小さな日だまりに
置いてみる。
キラキラと太陽を反射したグラスが
プリズムとなって
テーブル中に星を撒き散らします。
あとひと月もすれば
僕がこのロンドンの地を始めて踏んだ季節になる。