最近は、来る日も来る日も
数字と睨めっこで
目がチカチカしてきます。
今日は一日中、キャッシュフローステイトメントの作成ばかりしてました。
実はキャッシュフロー、まだ新しい会計基準なんです。
80年代後半にようやく正式に使用されるようになったもの。
IAS7(国際会計基準7条)によって定められてます。
*日本では2000年より義務化
Income Statement と Balance Sheet
(損益計算書と貸借対照表のこと)には現れない
現金と現金相当物のはっきりとした流れが見えるものです。
キャッシュフローを意識することは非常に重要です。
利益が出ていても
会社は倒産します。
簡単な例:
11月 15日 1億の売り上げ
11月 18日 5000万の買い入れ
12月 18日 5000万の支払い
1月 15日 1億の受取り
とすると
12月18日~1月15日の間
オーバードラフトになるわけです。
だけど、12月31日時点の損益では5000万利益となる。
現実はこんな単純ではないですが
実際に利益が出ていても倒産する可能性があることは
一目瞭然です。
経営サイドからだけではなく
投資家からしても
営業活動と財務活動のキャッシュフローを確認することによって
企業の本当の基礎体力が見えてきます。
つまり資金繰りにどれだけ依存しているかが
はっきりとするわけです。
これは、まさに実生活向けでもありますね。
現金ニコニコ払いの時代は必要ありませんでしたが
クレジットカードやネットバンキングの使用が当たり前になった昨今
キャッシュフローを意識してないと
思わぬ落とし穴にハマってしまうかもしれません。
クリスマス、正月となにかと出費が増えるこの時期
みなさんもキャッシュフローを意識してみてだくさい。