これからの道 | ロンドンで働く会計士のブログ

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昔、DJ & バンドマンだった会計士の日記

1周年を待たずして
我がメインイベント SUKI-SUKI VIBES! は
次回、10月26日(水)が最後となります。

理由はたくさんある。

パートナー兼デザイナーのダイが帰国すること。
スーパーバイザーのステリオスも帰国すること。

二人とも親友。

彼等なくして、このイベントはあり得ませんでした。


だけど
一番の理由は
僕自身。

そろそろ的を絞ってゆく時期なのかな
と。

でも
それを語るには、まず
僕がイベントを始めた経緯について
話さないといけません。




ロンドンにやって来て
初めの1年は
いろんなことを学んだし
出会いも多かったし
小さいけど成功もありました。

一方、
昨年の夏
とても大きな挫折がありました。


それはミュージシャンとして。



僕はこの地、ロンドンに
ミュージシャンとしての成功を求めて
やってきました。

だが、ミュージシャンとしての成功を求める自分と
音楽に対する自分の姿勢に
はっきりとした矛盾を感じてしまったのです。

なにもロンドンに始まったことではないのかもしれません。
日本から引きずっていたことなのかもしれません。
ごまかしていただけなのかもしれません。

挫折って
失敗、と捉えられるけど
失敗だけが挫折ではありません。

そういう意味では
別に僕はミュージシャンとして失敗したわけではない。

言い換えれば

失敗した、というところにすら辿り着かなかったし
とどのつまり
その「道」自体に興味を失ってしまった
ということだったのです。

それが
高校以来ずっとバンドを続けて来た僕の
人生最大の
挫折でした。


苦悩の連続でした。


方向を失い
ぽかんと明いた空白のロンドンの秋空の下
ふと
イベントをやろうと
思い立ちました。

まさに昨年の今頃の話です。

雲一つない澄んだ青い空を
今でもっきりと覚えています。

そして
それが
昨年12月にスタートする
SUKI-SUKI VIBES!
となるのです。


そこで僕は
オーガナイザーデビュー
DJデビューを
果たしました。





あれから1年。

徐々にだが
次の自分へのセットアップを始めています。


少なくとも
これまでの自分とはまったく違う生き方が
待っていることだけは確か。


実は
今年の9月より
大学のコースに通っています。

そして
イギリス公認会計士を
今は
目指しています。


日本で大学を中退した僕が
この歳にして
DJとして生活費を稼ぎ
奨学生として大学生をやっている。



人生って面白いな、と
改めて思います。



今は
ただ
自分の可能性を
広げたい。




いつの日か
音楽の畑に(製作で)
帰ってこられたらな、と
思っています。




DJ RASPBERRY CITY
10月15日(土)晴れ