上海は、ボサッとしてると死ぬかもしれない
というどうしようもない緊張感を常に持っていないと
本当に痛い目に遭うかもしれないので毎回疲れる。

それは仕事が終わって街を歩いている時も
取引先とミーティングをしていても
一定して持ち続けていなければいけないから
心底くたびれる。
今回仕事をしている人たちの中に
悪気がある人はいないと言う予感のような感覚があるけど
もちろん気が抜けない。

10時から18時まであれやこれやと
入れ替わり立ち替わりミーティングを重ね
番組の収録なども立会い
合間でごはんを食べる。
そのごはんがおいしいからまだ救われる。
おいしいごはんを一緒に食べて
一緒においしいと思えるうちは敵ではないのだろう。

仕事が終わり、Hさんと街へ出る。
四川料理を食べ、余りの辛さに酒も進み
いい気分でホテルまでの道を歩いていたら
急にHさんが上を見上げ「ゴッサムシティだ!!」と叫ぶ。
ほんとだ。ゴッサムシティだ。

$RASPBERRY BERET

このビルの上層部にはマリオットホテルが入っている。
「このホテルのバーで一杯飲みましょう!」と盛り上がり
頂上のバーラウンジまで高速エレベーターで上がる。

わたしはもうお酒は飲めないと思い紅茶を。
Hさんはジャックダニエルのダブルを2杯。
計270元=約4,000円。

待てよ。さっきは相当高級な店で4人で四川料理を食べ
紹興酒も3本も飲み
その合計金額は273元だったぞ。。。おかしい。

到着日に空港からホテルまでタクシーに乗って
深夜料金で一時間かかったのに130元だったぞ。。。
この街の物価はつくづくおかしい。

ゴッサムシティを後にし、裏の路地へ。
台湾の夜市のように賑わっている。

$RASPBERRY BERET

次の朝にダメ押しのミーティングを済ませ
ホテルをチェックアウトしてランチをしにホテルの裏へ。
前から食べてみたかった「水煮魚」を食す。
他にも数品頼んでふたりで60元=約900円。。。おかしい。

$RASPBERRY BERET

水ではなくて油です。
でも、本当においしい。。。最高に旨い。
何かというと、唐辛子と山椒で香りをつけた熱い油に
もやしと白身魚の薄切りをザーッと放り込む。
油だと言うのにものすごくサッパリしている。
白いごはんと最高に合う絶妙な塩加減と辛さ。

辛い。そして地獄のように熱い。
店員さんに扇風機を回してもらい
昼間からビールを飲む。
Hさんとほぼ同時に「夏を感じますね」とため息。

でもやめられないとまらない。
中毒性のあるおいしさ。

この料理はココ2-3年間で大流行し
店によっては唐辛子と山椒以外に阿片を入れて
客を中毒状態に仕立て上げて固定客を作り逮捕されたとか。

感動を胸に店を出ると上から水が降ってきた。
雨は降ってないのに。。。と見上げると
ステテコみたいな洗濯物が上に干してあって
そこから水滴がボタボタ垂れてきているのだ。。。ギャー!

それをかわそうとしたら道がガタガタしていて
左足首を90度捻ってしまった。。。ギャーギャー!

だから、この街は油断がならない。
命があるだけありがたいというものだ。