ひとりなべ

どうかと思いますが。
この漠然と、うらさびしーい雰囲気の漂う響き。

「ひとりなべセット」は２年前に母と一緒に買った。
ひとりもの同士、ひとりワンセットずつ買い
「これは何ともさみしいアイテムだねぇ」と笑いながらも
ふたりともすっかり愛用している。

＜今夜のお献立＞
鶏スープ雑炊なべ



月曜日にカレーを作ったときに
ものすごくおいしいスープを鶏がらからゆっくりと取った。
鶏がらは一回熱湯で５分ぐらいグラグラとゆでて洗い
あとは水からひたすらとろ火で煮続ける。
洋風にするか和風にするか中華風にするかは
一緒にたまねぎを入れたりネギやしょうがを入れたり
にんにくやハーブを入れたりで決まってくるが
今回の鶏がらは比内鶏のいい鶏がらだったので
何も加えずにスープをとってみた。
何だかやさしい甘みのある本当においしいスープが取れた。

ごはんを炊くのがめんどくさかったので
生米から作る方法を考えた。

ひとりなべにごま油を引いて煙が出るまで熱し
そこにお米を大さじ２杯ほど入れ、火を消して
お米にうっすらと焦げ目が付くまで炒める。
そこにスープを加えてふたをしてとろ火で煮る。

お米がやわらかくなってきたら
岩塩と黒コショウで味付けして
長ネギと大根となめことお豆腐を加え
最後に溶きタマゴでとじてそのまま食卓へ。

これは、自慢じゃないがお金を払ってでも食べたい代物だ。
おいしいスープのパワーってすごい。