このブログで初めて?!書く源氏物語の一節です。


題名の「玉鬘 金の岬」は「たまかずら かねのみさき」と読んでください。
玉鬘夕顔の娘です。
この鍵穴ラビュリントスの「薄桜鬼」のカテゴリーにも入っている源氏パロディで、匂宮浮舟が出てくると思いますが、夕顔も浮舟も、身分が低いのにそれぞれ源氏の君・薫・匂宮に愛されていた女性です。
「更級日記」(最初、東路(あづまぢ)の道の果てよりも、なほ奥つ方に生ひ出でたる人)の作者菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)は、娘のころ、夕顔や浮舟になりたいと思っていました。身分が低くても身分の高い男に愛されたい……、と思ったのです。

さて、玉鬘の段に入りたいのですが、今日はボランティアに行くので、帰ってきたらまた書きます。
書きはじめは、かの若君の四つになる年ぞ、筑紫へは行きける。――です。若君とは玉鬘のことです。


玉鬘(たまかずら)「母の御もとへ行くか」


これが可愛くて可哀相で……。


では夕方にまた。