ある朝、蝶々が窓の隙間からケイトの部屋に入ってしまいました。
ケイトが目覚めてみると、ケイトのベッドに蝶々が入り込んでいるのをみて、ケイトは蝶々をつかまえることに熱中してしまい、ついに女中たちの集合時間に遅れてしまいました。
侍女長のヨウツベ夫人にこっぴどく怒られたケイトは落胆していました。
「ケイト」
「…!ローザ」
「それで蝶々はつかまえられたの?」
ローザはケイトの弁解を聞いていた模様です。
「もちろんよ」
「……すごい」
ローザは氷のような声色をしていましたが、心は温かい少女であることをケイトは知っていました。ケイトははやくも落胆から立ち直って、にっこり笑いました。
「えっへへ。田舎娘をなめるなってんだ」
「それでどうしたの、蝶々?」
「お庭にほっぽったわ」
「見たかった」
そんな会話をしていたら、もう9時です。
「ローザ、蟻んこ出ないように頑張って掃除してね、お部屋」
「うん、ケイトも」
ケイトより2歳年上のローザは1階の物置部屋の掃除に行ってしまいました。さて、ケイトはオレンジジュースをお姫様のところにもっていく係ですから、お庭にオレンジを採りに行きました。
「ぼくたちは祭壇で祈るよ
ほら星がでている
思い出は折りたたんで、しまって
そうしたら、ね、また聴こえる
風の歌」・・・☆
ケイトがそう詩(うた)を歌っていると、庭師のお爺さんに会いました。
「おはようございます」
「おお、おお、おはよう」
庭師のお爺さんは目を細めてケイトを見つめます。
「お前さんは何歳じゃったかなあ?」
「14歳です」
ケイトはにっこり答えました。いつも会えば歳を訊かれるのですが、忘れてしまうようです。
「ほうほう、若いことはいいことじゃ。わしにも娘がいたがなあ、6歳のときに死んでしもうた」
またいつもの内容です。
「お爺さん、オレンジを1つ採っていっていいですか?」
「オレンジかね?いくらでも採っていきなさい」
無事にオレンジを収穫したケイトがお屋敷に戻ると、お姫様とローザが何か言い合っているのが聞こえてきました。
(どうしたのだろう)
そっと近寄って盗み聞きしてみたケイトです。
「だめ、だめったらだめ。蟻んこが入ってくる隙間を何かで埋めなくちゃ」
お姫様のキンキンした声が聞こえてきます。
「でも、お姫様、それがどこか分からないんです」
「探しなさいよ、それくらい!」
「は、はい!」
可哀相に、ローザは怒られていました。無茶言うなあ、とケイトは思いました。
さて、ケイトもオレンジジュース作りに取りかかり始めました。真っ二つに切ったオレンジを絞ります。
今日もいい天気です。
お庭には蝶々がひらりひらりと舞っていました。
☆わたしがいつか英語で作った詩の、超短縮版です
ケイトが目覚めてみると、ケイトのベッドに蝶々が入り込んでいるのをみて、ケイトは蝶々をつかまえることに熱中してしまい、ついに女中たちの集合時間に遅れてしまいました。
侍女長のヨウツベ夫人にこっぴどく怒られたケイトは落胆していました。
「ケイト」
「…!ローザ」
「それで蝶々はつかまえられたの?」
ローザはケイトの弁解を聞いていた模様です。
「もちろんよ」
「……すごい」
ローザは氷のような声色をしていましたが、心は温かい少女であることをケイトは知っていました。ケイトははやくも落胆から立ち直って、にっこり笑いました。
「えっへへ。田舎娘をなめるなってんだ」
「それでどうしたの、蝶々?」
「お庭にほっぽったわ」
「見たかった」
そんな会話をしていたら、もう9時です。
「ローザ、蟻んこ出ないように頑張って掃除してね、お部屋」
「うん、ケイトも」
ケイトより2歳年上のローザは1階の物置部屋の掃除に行ってしまいました。さて、ケイトはオレンジジュースをお姫様のところにもっていく係ですから、お庭にオレンジを採りに行きました。
「ぼくたちは祭壇で祈るよ
ほら星がでている
思い出は折りたたんで、しまって
そうしたら、ね、また聴こえる
風の歌」・・・☆
ケイトがそう詩(うた)を歌っていると、庭師のお爺さんに会いました。
「おはようございます」
「おお、おお、おはよう」
庭師のお爺さんは目を細めてケイトを見つめます。
「お前さんは何歳じゃったかなあ?」
「14歳です」
ケイトはにっこり答えました。いつも会えば歳を訊かれるのですが、忘れてしまうようです。
「ほうほう、若いことはいいことじゃ。わしにも娘がいたがなあ、6歳のときに死んでしもうた」
またいつもの内容です。
「お爺さん、オレンジを1つ採っていっていいですか?」
「オレンジかね?いくらでも採っていきなさい」
無事にオレンジを収穫したケイトがお屋敷に戻ると、お姫様とローザが何か言い合っているのが聞こえてきました。
(どうしたのだろう)
そっと近寄って盗み聞きしてみたケイトです。
「だめ、だめったらだめ。蟻んこが入ってくる隙間を何かで埋めなくちゃ」
お姫様のキンキンした声が聞こえてきます。
「でも、お姫様、それがどこか分からないんです」
「探しなさいよ、それくらい!」
「は、はい!」
可哀相に、ローザは怒られていました。無茶言うなあ、とケイトは思いました。
さて、ケイトもオレンジジュース作りに取りかかり始めました。真っ二つに切ったオレンジを絞ります。
今日もいい天気です。
お庭には蝶々がひらりひらりと舞っていました。
☆わたしがいつか英語で作った詩の、超短縮版です