"元美容部員"、2人の女性に共通した幸せ。

「来店数の多いお客さまほどお地味な方が多いんです」

某メーカーの元美容部員さんが、ここだけのハナシ・・・とか言いながら、こっそり教えてくれた意外な話です。

"お地味な方"とはハッキリ言えば、化粧っ気のない、一見化粧品嫌いふうの女性のことで、一体どこに化粧品を使っているのかまったく不明であると、その人は言うのです。

聞けば、スキンケアだけでなく、アイラインだのチークだの、色ものも"お買い上げ"。

でも次に来店された時、それを使った形跡がない。

そういうお客さまがウチはけっこう多いんですと。

たまたまそこには別のメーカーの元美容部員さんがいて、「ウチは、来店数の多いお客さまほど、逆に"お派手"だったわよ」。

メーカーによるこの違いは、たぶん"自然派"を売ってるメーカーにはやはり薄化粧のお客さまが集まって、"高級ブランド"で売っているメーカーには、結局ゴージャスなお客さまが来てという単純な図式ではあるのだろう。

しかし問題はこの"来店数の多いお客さまほど"という点です。

じつは両者とも、このあとまったく同じ種類の意外な話をしてくれた。

"お地味"な方は、仕事のグチを、"お派手"な方は夫のグチをついポロポロともらすのを何度か聞いてあげたというのです。

一概には言えないけれども、仕事に悩みがあると女はどんどんスッピンになり地味になり、夫婦間に、たとえば浮気などの問題があると、女はどんどん化粧が濃くなり派手になるのです。

そして足繁く、化粧品屋さんに行っては化粧品を買う。

たぶんその女性たちは、心のストレスをそこへ置きに来て、心のスキ間を化粧品でうめていたのではなかったか。

キレイに化粧するだけが、化粧品の使いみちじゃない。

2人の元美容部員さんは口をそろえて言った。

「そういうふうに化粧品と私たちが役立ったなら、何となくうれしい。また復帰しようかな」

ちなみに、私の知り合いは、何か問題が起こると美容皮膚科へ行く人がいる。