何でもこの夫"子供より、まずは妻"であるらしい。


妻と子供が別々になってる家庭がまずめずらしい。


「ニョーボ子供」と"一緒くた"になるのが普通だからである。


じつは私の母のたったひとつの自慢もこれだった。


父が母と並んで歩き、子供たちを後ろに歩かせること。


子供を人にあずけてまで、夫婦で外出すること。


父はだいぶ前に亡くなったが、その話をする時、母は未だにういういしくなる。


逆に、南沙織も「夫はすばらしい人」を連発した。


"母親"ではなく"女"として、ただ大切にされるだけではダメで、夫も"いい夫"である以上に"いい男"でないと20年主婦をここまでフレッシュには、保存できないのである。


欧米では"夫の浮気"も"妻に女の魅力がないせい"になるから、妻は"外の女"以上に美しくいる義務がある。


オバサンがカッコいいのもそのため。


みんなでスキンケアや美容皮膚科に勤しむのだ。


南沙織が最近吹きこんだという歌を聞いたら、わかる。


あの穏やかな歌声は、今も女として、夫という男に恋をして、ときめいてなきゃ出ない種類の声なのだ。


そう、冷凍庫に入れられていたのは、この"恋心"なのかもしれない。