実技テストで私が言うポーズは
タダサナとウッティタハスタサナ。


家庭教師のKさんから実技テストにあたってのアドバイスがあった。それは
大きな声で
表情をつけて
簡潔にわかりやすく
発音を気にしすぎない事
インストラクションを繰り返す事を恐ないこと
呼吸を促す事





今度はしっかりと皆の顔を見た。




『We are going to do TADASANA, mountain pose.
Stand up straight with your feet together, big toes and your inner heels touching............(中省略)
Breathe.
Still your gaze, still your mind.
Exhale.
Lower your arms down.
namaste.』




終わった。



ほんの一瞬静まり返った後、
拍手が聞こえてきました。
大きな拍手でした。



まるで大喝采。




みんなが『ヒュー!』『great!!』
『yeah!!』って。
もう夢みてるみたいでした‼



拍手が鳴り止み、座ると
講師のクレアも興奮してる。
『great! great! すごいわ、kanako!
素晴らしいインストラクションだったわ。
みんな、実はタダサナって他のポーズと比べて動きがない分、教えるのが難しいの。
kanakoは大切な要素も言えてたし、細かい身体の動きも言えてた。少し緊張してたみたいだけど、perfectだったわ!』


みんなから拍手を貰えた瞬間、はじめて国境を超えられた感じがしました。
みんなに認めてもらえたような気がしたんです。



アメリカにきて途中で挫折した時もありました。
逃げたくて内緒で帰りの飛行機のチケットを予約したこと、何度もありました。
小さな抵抗がしたくて夜中部屋を抜け出し、スタバにコーヒーを飲みに行ってルームメイトに心配かけた事もありました。
まるで子供です。


そんないじけてた時期もあったけど、この瞬間を向かえた時、諦めないでよかったって心から思えたんです。


まだまだ人生長いけど、アメリカで過ごしたこの3ヶ月間。
たった3ヶ月だったけど私の宝物になりました。
そして、アメリカで過ごした日々は私の人生の誇りです。


結局最後は自分で突き進むしかないけれど、ここまで頑張れたのは周りの人達の支えがあってこそです。


この経験を通して私は、
人は支えあって生きていくこと、
道に迷う事があったとしても必ず戻れるということを学びました。

あともう一つ
practice makes perfect!!

挫折してから立ち直るまで、私の英語力って劇的に変化したわけじゃないんです。
もちろん成長していたのは事実ですが、気持ちが前向になった事や周りの環境に慣れた事が大きかったと思います。
習うより慣れよ!!
practice makes perfectです(^^)



そして帰国して2ヶ月後、合格通知が届きました。
嬉しくて嬉しくて、いつまでも合格通知を眺めていたのを覚えています。


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『道のり』を書こうと思ったのは、私がどんな風にインストラクターになったかを伝えたかったのもありますが、何よりこの話しを読んで少しでも
ヨガに興味を持ったり、インストラクターを目指したりはてなマーク
そして今何か目標に向けて頑張っている方や、何かをはじめたいと思っている方に勇気を与えられたらと想い書かせていただきました。



この道のりシリーズは私の経験を書いたもので、個人的な内容だったのにもかかわらず、最後まで読んでくださってありがとうございましたラブラブ

『道のり』はこれで最終回になりますが、これからもヨガを通して皆様に笑顔になっていただけるよう日々成長していきますので、どうぞよろしくお願いします。