小さいときから絵本が大好きだった息子ですが
ここ最近ちょっと私の中で悩んでいることがありました。
それは息子がお話が長い絵本を読みたがらなくなっていたこと。
息子の最近の興味はもっぱら乗り物。
中でも電車が大好きです

そうなると息子にとって楽しい本=図鑑形式の本となってしまって
絵本のストーリーを集中して聞くことができなくなってきました。
それも一過性のものかな?と思い、
今までどおり図書館や保育園で借りてきた本を読み聞かせようとしても
「おかあさん、こっち読もう~」って途中で遮られてしまって

(そのときに持ってくるのはのりもの図鑑)
そもそも大人だって自分が読んでる本って興味があるものが主だし・・・
息子が興味がないものを無理に読んでも
余計にアレルギー反応でるんじゃ?
でもそうやって好きなものだけ選んでいったら
せっかくのいろんな絵本との出会いのチャンスを潰しちゃうんじゃ??
などなど、それはもう悶々と悩んでいました。
そんなとき出会ったのがこちらの絵本。

【ピン・ポン・バス [ 竹下文子 ] 】

あまりにも我が家の絵本ラインナップが電車に傾きすぎてるので
少しだけ趣向を変えてバスが主役のもの。
更にストーリーがしっかりしているものを探し
口コミを読み漁る&実際に本屋さんで中身をチェックしてから買いました。

ストーリーは田舎道を走るバスの運転手さんのお話。
いろんなお客さんを乗せながら、
ホッとするようなやりとりの場面がたくさんちりばめられていて
読んでいるだけで運転手さんの優しい人柄が伝わってくるステキな本です


絵のタッチも優しくてとっても美しく、
この俯瞰図は初めて見た息子が「わあ」と歓声をあげたほど。
一番最初は絵が気になって、話の途中で次のページにいこうとしていましたが
「○○くん、お話最後まで聞ける?」と言ったら「うん!」と。
一度最後まで真剣に聞いてからは
お話の途中で遮られることはなくなりました

それくらい絵にもストーリーにも引き込まれてしまう
不思議な絵本なんですよね。
今はもう、何十回、いや何百回

お客さんが忘れ物をしたページでは笑い、
車内で困っている人を助けるページでは
「やさしいねぇ。○○くんもやさしくする!」と感情移入したりと
彼の中での№1のお気に入り絵本になりました

どちらかと言えばこれから先、都市部で育つことになるであろう息子。
実際にはなかなか目にできないような情景も
こうして本を通じて想像し、追体験してもらえたらと思っています

これのおかげで他のストーリーのある本も
少しずつ聞けるようになってきたかな?
先日2週間ぶりに遊びに来た母が
「こんなに長い本をちゃんと聞けるようになったの?」
とビックリしていたので、少しずつ息子の中でも成長してるようです

やっぱり本選びで大切なのは子供にとって
・興味にあっている題材
・成長にあっている内容
の2点なのかなと思いました。
息子の場合はやっぱり乗り物が大好き。
そしてピン・ポン・バスは難しい言葉もないし、
「おりるかたはボタンをおしておしらせください」
みたいな息子心をくすぐる語彙もいっぱい。
お話の内容も複雑すぎず易しすぎず、
今の息子に絶妙にマッチしてるように思います

とにかく出会えてよかった!そんなステキな絵本です

乗り物好きなお子さんにはぜひぜひオススメしたい名作。
▼同じ作者さんの絵本。


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