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大分からだは楽になりましたが、やはり吐くのだなぁと、便器に顔を突っ込んでいるときにつわりが続いていることを実感します。
前回の記事で、長男を帝王切開で出産したことを書きました。
なので、その続きとして帝王切開について思うことを書いてみたいと思います。
私は決して帝王切開推進派ではありません。
今でこそ、無事に産めた帝王切開に感謝していますが、出産後しばらくは、帝王切開が受け入れられずにいました。
近年日本では、訴訟問題などを恐れ、児が少しでも心拍が下がったり分娩時間が長かったりすると、すぐに帝王切開してしまう状況が増えたせいか、帝王切開率が高くなっています。(もちろん帝王切開が増えた背景はそれだけではありません。児の疾患が妊娠中に発見でき、安全に出産するために帝王切開を選択する場合や産科医不足で分娩を効率よく回すため、長くかかるお産は母体の影響も考え帝王切開に切り替える場合もあるかもしれません)
日本の現在の帝王切開での出産率は19%くらいのようです。そしてこちらアメリカは帝王切開大国と呼ばれているくらい帝王切開での出産が多いらしく、その割合は33%にも上るそうです。
ちなみにWHO(世界保健機構)が推奨している帝王切開率は10%前後とのことで、両国ともそれを遥かに大きく上回っています。
それは決して良い状況ではないと思います。
経膣分娩することが普通であり、母体にも負担が少ないです。帝王切開は手術に変わりありません。縫合不全や内臓の癒着などのリスクももちろんあります。出産回数も制限されるのが普通です。
分娩中の児の心音低下は、通常分娩の場合でもあります。それが、問題ない心音低下なのか異常の心音低下なのか正しく判断できる医師と助産師のもとで出産できれば最高ですね。
もちろん全ての医師と助産師に、その技術が求められるのですが。。。そうすれば、不要な帝王切開が少しは減るかもしれませんね。
それでも、もちろん必要な帝王切開はあります。
日本では新生児の死亡率が世界でも最も少ないほど安全にお産が出来る国だと言われています。それはやはり整った医療体制と、医師や助産師の高度な技術の賜物だと思います。
私は当時、分娩中に「帝王切開しましょう」と言われたことが受け入れられず、どうしても下から生みたいのだとワガママを言いました。
主治医は、その後の児の回復状態を見て、帝王切開を見合わせてくれました。しかし、「あと1度でも心音が下がったら、児の安全のために次は必ず帝王切開します」と言われました。
数時間後、1度目より長く、そして酷く児の心拍が低下してしまい、緊急帝王切開の手術を受けました。
産後のホルモン異常と相まって、経膣分娩できなかったことに自責の念を感じました。何で私には普通の分娩が出来なかったのだろうと。。。
あの時点での緊急帝王切開は、もちろん正しい判断を主治医はしてくださったと思います。なぜ帝王切開が必要なのか、この心音低下はこうこうこういう理由で危険であるなど、私が納得して手術できるようにとても丁寧に説明もしてくださいました。
なので、元気に問題なく長男を産んであげられたことこそ誇りに思うべきことなのに、当時はなぜか、それでも経膣分娩にこだわってました。。。
入院中、主治医ではない産科医が「私も帝王切開で3人産んだわ」とか助産師さんが「私も帝王切開だし母も姉もそうなの」と笑顔でおっしゃってくれたことに、どんなに励まされたことか。
その後、この感情が、多くの予期せぬ帝王切開になった褥婦さんの普通の感情過程で起こるものだと知りました。そして、何十年経ってもその辛い想いが癒えない人がいることも知りました。
もしかしたらこの感情は、経膣分娩した方には信じられないことかもしれません。
もし今でも、帝王切開で出産したことが受け入れられない方がいたら、その時に産んだ我が子をぎゅっと抱きしめてあげてください。
元気に成長している我が子は、帝王切開したからこそ、そこに元気に存在しているのかもしれません。
私は今、帝王切開を判断してくださった主治医に、とても感謝しております。私も長男も今元気に笑って生活できているのは、あの時に帝王切開をしたからだと思います。
どんな出産であれ命がけであることには変わりありません。
そう思うと、予期せぬ帝王切開でも、少しは受け入れられるようにならないかな![]()