おはようございます。

らんです。




長男の受験校が決まり

ほっとひと息ついて

あとは長男が勉強がんばるのみ。

そう思っていたのですが

さっそくひと波乱やってきました。



長男は

学校復帰に向けて

9月から放課後登校してます。

いつも送り迎えをしてるのですが

先日

車に戻ってきたら

コロンと寝っ転がってしまって。

「どうした⁉」

「…別に。」


そして翌日。

夕方学校に行く時間になっても

用意をしない。


「…学校行きたくない。」

「昨日学校でなんかあった?」

「…先生にケンカ売られた。」

「どんなこと言われたの?」

「…言いたくない。」


うーん、そうか。

不登校になりたての頃

「話してほしくない。」

と長男が言っていたことが

当時の担任の先生から

加害者生徒に伝わってしまい

それ以降

起こった出来事を

大人に話さなくなってしまいました。


今回も

なにかはあったみたいだけど

その内容については言いません。


「この大事な時期に
    これまで続けてきた登校をやめるのは
    あなたにとっていいことじゃないよ。」

「話したくないならそれでもいいけど
    これからもこういうことはあるだろうし
    どう対処したらいいか考えてみて。
    対処の仕方は人それぞれ。
    自分が1番ストレス少なくできるのは
    どの方法か考えてやってみる。
    やってダメならまた違う方法で。
    その繰り返しだよ。」

そう伝えたら

「…今日は学校行かない。
    対処の仕方は考える。」

とお風呂に入りました。


…ふぅ~

全日制高校へ行きたいという

強い意思があったから

背中を押してはみたものの

こんな状態で

高校通うことができるんだろうか。

不安で悲しくなってきました。


とりあえず

担任の先生に電話して

長男が昨日帰ってから様子がおかしいこと

今日は登校しないことを伝えました。


先生は

「進路を決めたタイミングで
    4月に向けてどう動いていくか
    話をしました。
    夕方登校から日中登校に移行するよう
    伝えたりもしたので
    プレッシャーになったのかも
    しれないですね。」

と言っていました。


長男は

以前から担任の先生に対して

「うさんくさい笑顔が嫌だ。」

と言って苦手意識を持ってました。


私から見たら

別にそんな感じはしないけど

保護者に対する態度と

生徒に対する態度は違うのかもしれないし

長男がそう感じるのであれば

長男にとってはそういう先生。

私がとやかく口を出すことではないので

「そうなんだね~。」

と流してました。


あの日は

先生のなにかが

長男のしゃくにさわったのかもしれない。



お風呂から上がった長男が

「さっき電話でなに話してたの?」

と聞いてきました。

「担任の先生の話聞いてたんだよ。
    4月に向けての動き方につい…」

「そんなんわかってるわ!」


普段おっとりしてる長男が

珍しく声を荒げました。

「みんなして同じことばっかり言う!
    学校の先生も適応教室の先生も。
    親はまだいい。
   『うるさい』とか『わかってる』って
    言えるから。
    でも先生にはそんなこと言えない。
    黙って聞いてるしかない。
    日中登校しないといけないのは
    俺が1番よくわかってる!
    全日制行くならそうしないといけない。
    その理由やってわかってる!
    わかってることを何度も何度も。
    俺やって一応反抗期だから
    わかってることやれって言われたら
    かえってやりたくなくなる。
    そんなこと聞いてる時間が
    世界で1番ムダな時間や! 」


長男のその叫びを聞いて

ちょっと泣きそうになりました。



…そうだよね。

あなたはちゃんとわかってるよね。

学校に行かなきゃ先に進めないことも

そろそろ1歩を踏み出す必要があることも。

それなのに大人は

あなたがわかってないと決めつけて

学校行け学校行けって言ってたね。

それを聞いてるあなたが

どんな気持ちになるかなんて

想像できなかったよ。

ごめんね。


子どもの心   大人知らず、だったね。



私たち親だって先生方だって

反抗期の頃には

自分でわかってること周りに言われて

余計にやりたくなくなった経験

あるはずなのに。

大人になった今でさえ

まだまだそういう気持ちはあるはずなのに。

どうして子どもには

ああした方がいい、こうした方がいいって

上から目線で言ってしまうんだろう。






普段は穏やかな長男が

初めて

自分の怒りを感情のままに発したこと。

びっくりしたけど

ちょっとホッとしました。


今までは

自分の内にだけ閉じ込めて

未消化のまま過ごす子だったから。

どういう形であれ

感情を吐き出すことで

少しは楽になれただろうか。




先生達は

あなたのことを心配して

いろいろと動いてくれてるんだから

そこへの感謝は忘れないで。

そう伝えたかったけど

長男はきっと

そのこともよくわかってるはず。


だから

余計なこと言わず

「そっか。そうだね。」

ってただただ聞いてました。


その後も

「もう1回言う。
    あの時間が世界で1番むだな時間や!」

と4回リピートしてました(笑)


ひとしきり吐いて落ち着いた頃合いで

「先生になに言われたか言ってみる?」

って聞いたら

「…別に話の内容にムカついたんじゃない。
    話してるときの鼻で笑ったような感じ。
    あのうさんくさい笑顔で。
    わかってること言われたあとに
    あの言葉を言われたから
    余計に腹が立ったのかも。」

と言っていました。

『あの言葉』がなんなのか

結局言わなかったけど。


心の中でどろどろしてたものを

外に出したから

少しはすっきりしたかな?


「話したくないことを
    無理に話せとは言わないけど
    今みたいにわーっと話すことで
    楽になるなら
    聞くことはできるからね。」

と伝えておきました。


反抗期の息子。

なにがあったかまでは話さなくても

気持ちを聞いておける関係ではありたい。


その関係を築くためには

「あなたのことが心配」

という大人の大義名分の元に

独りよがりなアドバイスは言わない。

言わないためには

子どもを信じること。

やっぱりこれに尽きるんだろうなぁ。

なかなかできないけど。

まだまだ修行が必要です。





ブログをたずねてくださった皆さま
ありがとうございます。

それではまた照れ