こんにちは。

らんです。




20年以上前の話ですが

大学生の頃

電車で通学してました。

田舎の大学だったので電車はがら空き。


窓を眺めてぼーっとするのが日課なので

いつものボックス席に座ろうとしたら

窓のところでチョウチョが

外に向かってぱたぱた飛んでました。


『あー、外に出たいよねぇ。』

そう思って窓を開けようとしたけど

立て付けが悪くてびくともしない。


でもなんとか外に出してあげたい。

しばらく考えて思い付きました。


『私は○○という駅で降りるから
   その駅が近くなったら私につかまって。』

チョウチョにテレパシーを送りました。

下りる駅まで30分ほど

ひたすら念じ続けました。


「まもなく~
    ○○、○○に到着します。」

車内に到着アナウンスが聞こえたとき

『はい、今!私につかまって!』

って全身全霊で念じました。


そうしたら

それまでずっと

窓のところでぱたぱたしてたチョウチョが

ゆっくり私のところに飛んできて

私の胸の中央にとまりました。


…うそーんびっくり

テレパシー送っといてなんなんだけど

1番ビックリしたのは私。


でも実際に

チョウチョは私のところにとまって

羽根を休めている。


偶然?

たまたまだよね?

でもせっかくのチャンスだから

なんとか外に出してあげたい。


チョウチョと見つめあって

『そのまま、そのまま。
    ちゃんととまっててよ~。』

また強く念じました。


チョウチョが飛び立たないように

そ~っとそ~っと立ち上がって

できるだけ摺り足でドアまで移動。


そして

チョウチョと一緒に

無事に外に出ることができました👏


『はい、もういいよ。外に出れたよ。』

そうテレパシーを送って

ポンポンと服をはたいたら

チョウチョは

空に向かって羽ばたいて行きました。


『ありがとう。
    外は広くて気持ちがいいよ。』

そんな言葉を

残したとか残さなかったとか。




…最後のチョウチョの台詞は

調子に乗って

私が勝手に想像したものですが。


この話

私の人生において

ベスト3に入るほど心に残っていて

サイコロトークがあったら

絶対に披露してる。

過去に何度か話したことがあるけど

誰にも信じてもらえなくて。



「絶対に話作ってるよね。」

「本気で虫にテレパシー送るとか
   その発想がすでにイタい人や。」

と言われてばかりで


「チョウチョと心が通じ合うなんて
    スゴーい爆笑

と一緒に盛り上がってくれる人は

いまだ見つかりません。


でも本当の話なんですよ~。

証人は

チョウチョと一緒に歩く私を

ぽかーんとした顔で眺めてた

向かいに座ってたおじさん。

どこの誰かは知らないチュー





あまり共感はされないけど

時に引かれることもあるけど

こんな私

嫌いじゃないです。

そしてちょこちょこと顔を出します。


でも

母親なのに

こんな変な人な私のままじゃダメだって

できるだけ隠してました。


これも私なのに

こそこそ隠してたから

生きづらさを感じてしまったのかも。

私が私らしいと思うなら

それでいいんだよ。



…と言うことで

引かれるの覚悟で調子に乗って

これからもたま~に

変人な私をさらけ出しちゃおうかなと

思っています。



最後までお付き合い
ありがとうございました。

それではまた照れ