こんばんわ。
らんです。
去年の夏、足の手術を受けました。
そのため、去年の今頃は。
足の手術に向けての検査や準備が、
ぼつぼつと始まっていました。
その中でも、特に心に残っていることを
振り返ってみました。
血や注射が苦手な方は
どうかスルーしてください。
レントゲン、CT、MRIの他に。
採血、心電図、肺機能検査など、内科の検査も全般に行われます。
前もって手術することが分かっているので。
輸血には自己血を使います。
自分の血液を使うため、感染症などの危険性がありません。
手術日の4週間前から2回に分けて。
800グラムの血液を採血します。
その後は。
手術後、貧血の症状が治まるまで。
毎日鉄剤を服用します。
手術が決まってすぐ、看護師さんにこのような説明をされたのですが。
最後に、にこやかに言われました。
「針は通常より太いものを使いますね。」
…実は私、注射が苦手です

針は太い…
針は太い…
針は太い…
イヤだ~

でもどんなに泣き叫んでも。
受けないわけにはいきません。
あまりにも不安で。
ググってしまいました。
『自己血 針 太い』
すると。
『自己血採血の注射針は、
細いスパゲティーほどの太さがある』
という内容のものが。
ガーン

…ググるんじゃなかった…
…細いスパゲティーが刺さる…
前日の夜まで。
ドキドキしていました。
普通の採血はすでに何回か受けていて。
注射には少しずつ慣れたのですが。
細いスパゲティーはさすがに…

それでも当日は。
もうなんとでもなれ!
と開き直って。
さあ、やってもらおうじゃないか!
と意味不明に強がりながら。
採血室に行きました。
ベッドに横になった状態で。
時間をかけてゆっくり採血します。
看護師さんが用意している間。
ドキドキ、ドキドキ。
さすがに怖くて。
ぎゅっと目を瞑っていました。
「ちくっとしますよ。ごめんなさいね~。」
キタ~‼
神さま、仏さま、あんまり痛くしないで~。
ひぃ~~~

…ちくっ
「はい、力抜いてくださいね~。」
…あれ?
…もうさした?
拍子抜けするくらい。
普通の注射並の痛さ。
看護師さんの腕が良かったのだろうか。
怖くて見てなかったけど。
細いスパゲティーは大げさだったのか。
なんにせよ。
無事にすんでよかった

採血終了後は。
採れたての自己血が入ったパックに。
自分の名前を書く。
すごく温かい。
私の体の中は、こんなに温かいんだ。
生きてるんだね。
不思議な感覚。
思わずなでなで。
初めてのことだったので。
怖くて怖くてしかたなかったけど。
いざ受けてしまえばこんなもん。
よかった、よかった。
あのときの私みたいに。
これから自己血貯血の予定があって、
不安な人に。
大丈夫、大したことないよということを。
いつか伝えたいと思っていたので。
今日、やっと書けてよかった

案ずるより産むが安しですよ~。
ちなみに。
採取した自己血は。
手術中に使用するのですが。
余った自己血は。
手術後、点滴で体内に戻されました。
点滴用の針が2本刺さったままの状態
でしたが。
手術から数日後。
もう必要ないとのことで抜いてもらいました。
そのうちの1本が。
長くてめちゃくちゃ太い!
まさに細いスパゲティー!
私の目が点になったのを見て。
看護師さんが。
「これは麻酔で眠ってもらっているときに
さしたんですよ~。」
にこやかに説明してくれました。
寝てる間ね。
よかった~

そんな注射嫌いの私ですが。
3週間の入院中。
毎日のように注射や点滴を受けていたので。
さすがに慣れました。
でもやっぱり直視はできません。
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それではまた
