こんにちは。
らんです。
長女が中1のときに問題を起こして、学校に呼び出されたことがあります。
学年主任と担任の先生と、長女と私。
担任の先生とは何回かお話したことがあったのですが。
主任先生とはそのときが初めて。
主任先生は強面のスキンヘッド。
そんな先生が腕を組んだ姿勢で、ずっと長女を見ている。
長女はただでさえ人見知りなので。
もう、へびににらまれたかえる状態。
先生からの質問にまともに答えることができず。
私もうまくフォローできませんでした。
うちに帰ってから、すごくくやしくて、悲しくなりました。
長女がやってしまった行為は、確かにいけないこと。
でも、生徒を指導するなら。
どうして生徒がそうしてしまったのか、その理由をちゃんと聞いてから。
その上で、いけないことはいけないと指導してほしかった。
なのに、あんな重い重い空気感の中。
生徒が自分の気持ちを素直に話せるわけないでしょ。
形式だけの指導なの?
生徒の気持ちをわかろうとしてない。
そんなの、先生じゃないでしょ。
あの当時は、こんな風に思っていました。
ですが先日、長女の卒業式があり、気持ちが変化しました。
式が終わり、主任先生から保護者への最後の挨拶のとき。
強面のスキンヘッドの先生が、涙で言葉をつまらせながら、話をしました。
3年間、この子達にどう指導するのがいいのか、ずっと悩みながらやってきました。
どうやって指導していくことが、この子達にとって一番いいのか。
この言葉を聞いたとき、私も泣いていました。
私たち親と同じように。
主任先生も、悩みながら生徒達にぶつかってくれていた。
学校に呼び出されたあのとき。
この先生は長女の気持ちをわかろうとしてくれない、と思いました。
でも、先生は先生なりに、長女を指導しようとしてくれていた。
私が、先生の気持ちを理解しようとしていなかっただけなんだ。
先生、ありがとうごさいました。
あれから3年近く経ってしまいましたが。
ようやく先生に心から感謝することができました。
長女も、最初は主任先生のことを嫌っていたのですが。
授業が面白いらしく、好きな先生の一人になっていました。
そして、あの出来事のあと。
長女は変わりました。
自分の人生は自分で切り開く。
その力が自分にはあると信じて。
努力することができるようになりました。
確かにあのとき。
主任先生は長女に向かって言ってくれました。
「あなたには、夢を自分でつかみとれる力がちゃんとあるから。」
長女の心には、この言葉が深く刻まれていたのかもしれません。
先生、本当にありがとうごさいました。
でも、1つだけ言わせてください。
なにゆえ、スキンヘッド?
怖いんですけど~

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それではまた
