離婚調停を何度重ねても、私の言い分は通りません。
妊娠8ケ月となり、産み月まで数ヶ月を残す調停でも、妊娠中で感情的になりやすく、涙もろくなっていたので、調停中から帰るまで泣いてばかりでした。
泣いても泣いても、証拠1つ集める事もできないまま、時だけが過ぎてしまいました。
そして、当初住んでた役所の福祉課の勧めで母子寮を見学兼面接に行くことになりました。
街の中心から、随分離れている母子寮は車が必要でしたが、私は免許を持っていませんでした。
先ずは、寮の責任者の職員の方と応接室で面接でした。
妊娠中は入寮できない事。
産まれて半年以内で仕事をしないといけない事。
部屋は6畳一部屋で、トイレと簡易キッチンがついてる事。
お風呂は交代で1つのお風呂に入る事。
等の説明の後に、実際入る予定の部屋を見せて頂きました。
崖崩れが起きそうな所に建ってる居住棟

玄関を開けたら、直ぐにトイレ

トイレの横に簡易キッチン

仕切りもなく、玄関から丸見えの6畳一間

部屋は暗くジメジメとして、たった1つの窓を開けると30㌢も離れてない所は山肌で、光も入って来ません


真昼なのに、冬の夕方みたいな暗さでした。
初めての子供を産んで育てるのがここ。
自分はいいけど、産まれる赤ちゃんが可哀想になり、マンションに帰って号泣しました。
前夫が浮気をして、調停で嘘をついたばかりに、私に証拠がないばかりに、産まれてくる赤ちゃんにこんな生活をさせなければいけない母親の私…
新生児ちゃんは、こんな陽も当らないような所で、父親もなく育たなくてはいけないんだと思うと、前夫と入れ知恵をする元鬼姑が憎くてたまりませんでした。
そして。
その現実を変える力もお金も持たない私

住む所はここ。
赤ちゃんのお布団やベビーカー、ベビーバス、お洋服、沢山買って揃えないといけない物がありました。
お金もなく、住む予定の家は6畳一間。
嫁入り道具として祖父母が持たせてくれた家具も父が揃えてくれた電化製品も処分しないといけないだろうと思うと、またもや涙が溢れて来ました。
妊娠中は、感情的で、涙もろくなると聞きましたが、それ以上に自分の力の無さに心が折れてしまってました。
赤ちゃんごめんね。
こんなスタートだなんて💦
ママは働いて、あなたが物心つくまでには、少しでも人間が暮らせる場所に引っ越すからね❓
そう決意をした妊娠8ケ月目でした



負けたままではいられない
と思ってました。
聖書を学んでも信仰を培えてない私は、物質主義に流されてました

どんな場所でも感謝が足りませんでした。
不満ばかりで、自分の力不足を棚に上げていました。
産まれる赤ちゃんに完璧な物を備えてあげれない事を、親として失格だと感じていました。
世界を見なくても、この日本ですら、同じ境遇や、もっと苦しい境遇の方々も頑張っておられるのに、自分と産まれる赤ちゃんだけが、世界で一番不幸だと思っていました。
今となっては、反省しきりの思い上がりと傲慢さにお恥ずかしいです💦
そんな思いをしてる私を他所に、前夫と美穂子は、後2回で調停離婚が成立するからと、結婚式場の下見や、新居の下見をしていました。
今でも、この二人のしていた事を思うと、自分の子供が可哀想で辛くなります。
まさか、神さま(*神さまの名前はエホバと聖書に書いてあります。)が介入してくださりるとも知らずに、嘆き悲しむ日々を送っていました。
*神さまのお名前がエホバについては、ご自宅や職場に訪問するエホバの証人に直接お聞き下さい。
こちらのブログは個人的なものですので、顔も素性も分からない同士でお話をする事は誤解を生みやすいので控えさせて頂きます。
私も伝道をしておりますので、訪問先での疑問等にはお答えしております。
離婚調停が成立する迄、残り2回となりました。
調停は、月1のペースで行われていて、時間が掛かる割には、私の希望等、何一つ通らないもので、妊婦の私は常に不安を抱えて暮らしてました。
そんな時にあの事件が…
酒鬼薔薇聖斗と名乗る中学生が起こした❲#神戸児童殺傷事件❳
まさか、この事件が私の転機となるなんて思いもしませんでした。
#この事件が転機となりましたが、この事件についてこのブログで深く触れる事はございません。
