蒼穹の昴(1) (講談社文庫)/浅田 次郎

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中国モノ、特に古代モノ大得意の私ですが

明朝、清朝など唐代以降はずっと敬遠してました。


しかし、【蒼穹の昴】は浅田次郎氏の筆による大ベストセラー、

NHKドラマ化ということもあり今回読了。


浅田氏の文章はとても読みやすく、

主人公たちの心情なども手に取るように伝わってきます。

史実を縫うように織り込まれた小説的なアプローチによる

エピソードもとても面白い。


ただ、どんなプレイヤーが現れようが結局は西太后一代記。

歴史を変えることはできない一本道。

結末はどうなろうが全て占いのばあさんが決めた天命。

う~ん、これはちょっとずるいかな。一人を除いて。


やはり中国史の醍醐味は史記の世界です。

ストーリーの面白さは半端ない。

作品もたくさん出ていますが、私のベスト3は

①項羽と劉邦 司馬遼太郎
②孫子    海音寺潮五郎
③小説十八史略  陳瞬臣

④孟嘗君    宮城谷昌光

宮城谷さんの作品は重耳、奇貨居くべし、太公望など

ほとんど名作ですが、個人的に三国志だけは全く面白くありません。

紹介した項羽と劉邦をはじめ、孫子、十八史略は何度読んでも面白い。

ただ、この中国ジャンル、ファンも多く、はまると凄いのですが、

当初はかなり読みづらく抵抗があるようです。


そんな方には横山光輝さんの【史記】をオススメします。


史記 全11巻 完結コミックセット(小学館文庫)/横山 光輝

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現代にも通じる処世術と人生観。

面白いですよ。